俳優の吉田鋼太郎（56）が、2016年1月スタートのテレビ東京系ドラマ24『東京センチメンタル』（毎週金曜　深0：12　スタート日未定）で連続ドラマ初主演を飾ることが7日、わかった。NHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』では一代で巨万の富を築いた石炭王など、数あるクセの強い脇役を演じてきたが、同ドラマでは離婚歴が3度ある自由気ままな和菓子職人を演じる。

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昨年末に放送された特番が好評につき、連ドラ化される同作は、東京・言問橋の老舗和菓子屋『くるりや』の店主・久留里卓三（吉田）が繰り広げる日常を描いた、完全オリジナル脚本のドラマ。卓三が恋心を抱く女性役として、各話に豪華女優が出演する。

ひょんなことから女性に出会い、ほんのひとときをその女性と一緒に過ごす卓三。昔から変わらない東京下町の景色の中で描かれる淡い恋心…。その想いを成就することができるのか？

　吉田は初めての連ドラ主演に「にわかには信じられない気持ちでした。大変光栄な身に余ることだと思うと同時に、是が非でも皆さんに喜んでいただけるドラマにしなければ、自分が主役をいただいた意味がないぞと、身の引き締まる思いでした」と気合充分。

　さらに「やれる限りの事をやりつつ、途中で息切れしないように、ある程度久留里卓三という役を楽しみながらやっていこうと思っています。毎回登場する美しいマドンナたちにお会いするのも大変楽しみですし！」と期待し、役柄については「酒好き女好き、そして自由が好き。まるで吉田鋼太郎自身のような人物です」と紹介している。

　そのほか、来春放送のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のヒロインを演じる高畑充希が、「くるりや」のアルバイト店員・須藤あかね役、ラーメンズの片桐仁が卓三の昔なじみで理容店の店主・柴田幸吉役で特番から続投。新たに、卓三の過去を知る（？）謎多き女性・玲子役として大塚寧々が出演する。

　また、川魚が名物の柴又の老舗うなぎ屋、マスター手作りのスイーツが有名な押上の珈琲店、池波正太郎が愛したという神保町の旨い蕎麦と酒の店など、東京の下町に実在する店が登場するのも、見どころの一つとなりそうだ。