男性音楽グループ・EXILEと芸業60周年を迎えた書道家・金田石城氏が、6日よりスタートした同氏の60周年記念「金田石城芸貌展」でコラボレーションしていることがわかった。EXILE ATSUSHIの作詞による楽曲「願い」の歌詞を、金田氏が歌詞から感じ取ったインスピレーションをもとに作品化。3000年前の中国の古文字が取り入れられるなど、現代の若い感性と“伝統芸能”が融合した作品に仕上がっている。 金田氏は“墨の魔術師”と呼ばれ、東洋の伝統的書法の墨芸術の書を基盤に、最もそれを現代的に表現する作家として知られている。映画『天と地と』、『蒼き狼〜地果て海尽きるまで〜』、『椿三十郎』の題字を手掛け、“書”のほかにも、画・陶芸・きもの・写真・文筆とマルチ作家としても活躍し著名人のファンも多い。会場にはEXILEの歌詞のほか、朝日新聞社の企画『日本著名人の言葉力』で著名人の座右の銘を書にした作品や、福島県いわき市出身の金田氏が東日本大震災の鎮魂のために書いた 般若心経などが展示された。
2015/10/07