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土屋太鳳、スキー選手役で朝ドラ後初連ドラ主演 日本女子体育大学生の本領発揮

 女優の土屋太鳳が、WOWOWのオリジナルドラマ『連続ドラマW 東野圭吾 カッコウの卵は誰のもの』で主演を務めることが5日、わかった。今年4〜9月に放送された連続テレビ小説『まれ』(NHK)に主演し、世界一のケーキ職人を目指すヒロインを演じて国民的女優の仲間入りを果たした土屋。“朝ドラ”後としては初の連ドラ主演となる本作では、トップスキーヤーを目指すヒロインを演じる。実際にアルペンスキーを滑る撮影も予定されており、現役で日本女子体育大学に通う土屋の運動能力が存分に生かされる作品になりそうだ。

日本女子体育大学の学生でもある土屋太鳳がスキー選手役に挑戦

日本女子体育大学の学生でもある土屋太鳳がスキー選手役に挑戦

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 土屋は「スキーは趣味として親しんできたスポーツで、高校の授業を通して検定を受けた経験もあるので、それを題材とした作品に出演できて本当にしあわせです。ですがトップアスリートの物語ですので、壮絶な努力と精神力を描くためにも、厳しい撮影になると覚悟しています。体と心の両方を研ぎ澄まして撮影に臨みたい」と意気込んでいる。

 本作は、2010年に初版発行された人気作家・東野圭吾氏の長編小説が原作。東野氏自身が「私の三大持ち芸である、科学、スポーツ、親子愛を投入した作品」と称する傑作で、遺伝子を題材に、スポーツビジネスの裏側を描きながら、親子の絆とは何かを深く問いかける。

 親子二代でトップスキーヤーを目指す、父と娘。ある日、その娘に、トップアスリートのみが持つ遺伝子が発見された。「遺伝子が人間のすべての能力を決定する」。その秘密を解き明かしたいと研究者は父に調査を申し出るが、なぜか頑なに拒絶されてしまった。なぜなら、父は娘の出生に関わる忌まわしい過去を背負っていたのだ。それは、十数年前に起きた新生児誘拐事件と妻の死。この娘は一体、誰の子なのか? 次々と明らかになる苦悩に満ちた事実。そして不可解な事件。ひたすら娘の幸せを願う父の最後の決断とは…。

 ドラマでは、ヒロインの父娘だけでなく、スポーツ遺伝子を保有するが故に不幸をたどるもう一組の父子や、優れた遺伝子がないものの努力によってスポーツ選手として頑張り続けている高校生、そしてそんな彼らを研究対象として見ながら、いつしかひとりの人間として思い、守っていこうとする研究者の姿も描き、スポーツビジネスの闇、遺伝子の謎、才能とは何かを問う、科学サスペンスに仕上げていく。

 東野氏も「あのストーリーがどのように映像化されるのか、とても楽しみです。また、大好きな雪山のシーンがふんだんに出てくるに違いなく、今からわくわくしています。撮影は困難だと思いますが、無事に果たされることを祈っております」と期待を寄せる。

 これまで、いちファンとして東野氏原作の映像作品に触れてきた土屋は「誰の心にも存在する闇の深さと残酷さ、でもそこには苦しいくらいせつない愛情や悲しい記憶が隠れていて、観終わった後には必ず、人の情を感じ、生きることの意味を考えさせられてきました。あの深い世界を私がどこまで表現できるのか、今は緊張の思いでいっぱいです」と、率直な心境を明かしながらも、「“挑戦する気持ち”こそが作品の扉を開く鍵だと感じているので、全力で立ち向かいたい」と覚悟を語っている。

 同作は来年春に放送予定。そのほかのキャストは、今後発表される。

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