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『監獄学園』ドラマ化 地上波縛り&自主規制に立ち向かう井口昇監督への期待

 きわどい描写の多さから“実写化不可能”とされていたギャグ漫画『監獄学園』がドラマ化され、10月から『監獄学園-プリズンスクール-』(TBS系)として放送される。監督を務めるのは、これまたきわどい描写で日本だけでなく世界からカルト的人気を持つ井口昇氏。この組み合わせで、深夜ながら地上波ドラマでどこまでエロやSMを描くのか、大きな期待と不安(!?)が寄せられている。

◆原作はシリアスなようでバカバカしくエグい描写が人気

 原作は平本アキラ氏の漫画で、『週刊ヤングマガジン』(講談社)で2011年2月から連載中。全寮制の女子高から共学になった私立八光学園に入学した男子生徒5人が、女子風呂をのぞこうとした罪で美女3人の“裏生徒会”により懲罰棟(通称プリズン)へ投獄される。さまざまな手段で脱獄を図る5人と、彼らを退学に追い込もうとする裏生徒会の攻防を描く学園コメディだ。7月からアニメ版も放送されている。

 原作はシリアスなようでバカバカしさが笑えるが、変態的なエロ描写が多い。腕相撲で巨乳が強調されたりは序の口で、男子生徒がM字開脚の股間で顔を押し潰されるお仕置きや、最近では尿をかけてからのキスなども出てくる。そんな描写が満載なところが“実写化不可能”とされたゆえんだ。

 一方、井口監督はアダルトビデオ出身で、出世作は『片腕マシンガール』。女子高生が斬り落とされた左腕にマシンガンを装着し、忍者の子孫の不良グループと戦うというB級アクションで、むやみなスプラッター描写にパンチラやブラチラも注ぎ込んだ。レイトショー上映に留まったが、全米映画配信でTOP10入りなど国内外でカルト的な人気を呼ぶ。ほかにも、『ゾンビアス』ではくみ取り便所から現れる汚物まみれのグロいゾンビを描きつつ、ヒロインの女子高生(中村有沙)はパンツ丸見えで戦ったり、物語に必要であったかは謎の“シャワールームでの全裸シーン”も。『電人ザボーガー』など一般的に評価された作品もあるが。

◆放送ギリギリラインを攻めるドラマ化の意味

 タブー知らずでアイドル女優をエロく見せることにも長けた井口監督が、『監獄学園』を撮るとどうなるのか? 「こんなにおもしろい漫画を映像化できるチャンスを逃したら一生後悔する」とコメントしていたが、キャストが発表され特報映像も公開され、より一層、世の男性の期待は高まっているようだ。

 原作ではキャラクターの濃さも特徴だが、とくに注目された裏生徒会のムチをふるう豊満な副会長・白木芽衣子には、B90の巨乳グラビアアイドル・護あさな。巨漢で顔が下ぶくれの男子生徒・アンドレこと安堂麗治には、体重108キロのデブ芸人・ガリガリガリクソンを配し、原作ファンにも「見た目の再現度が高い」との評価を受けた。裏生徒会長の栗原万里役は身長171cmでスレンダーな山崎紘菜で、ショートカットのイメージがあったが、ウィッグ(?)でロングにすると、こちらもピッタリだった。

 特報映像では、男子生徒たちがパンツ一丁で吊し上げられていたり、芽衣子が巨乳の谷間を突き出して迫ったり、アンドレが芽衣子のブーツを舐めようとしていたり、原作のシーンを忠実に再現しているようだ。だが、主人公の藤野清志(中川大志)と万里や緑川花(森川葵)のSMありの絡みなど、よりキモな部分はどこまで描写していくか。井口監督といえどテレビ地上波の縛りはあり、ことに最近のテレビは何かと自主規制に走りがちだが、おとなしく終わってしまったら『監獄学園』をドラマ化する意味はない。放送ギリギリのラインはどこか、井口監督ファン、原作ファン双方から期待は高まっている。
(文:斉藤貴志)



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