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北斗晶、がんはリンパに転移の可能性も「10年先を生きる為に長い闘い」

 元女子プロレスラーでタレントの北斗晶(48)が23日、自身のブログで乳がんにより右乳房の全摘出手術を受けることを告白した。さらに、がんが胸だけでなく脇のリンパに転移している可能性があることも明かしている。

乳がんであることを明らかにした北斗晶 (C)ORICON NewS inc.

乳がんであることを明らかにした北斗晶 (C)ORICON NewS inc.

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 元気な笑顔がトレードマークだった北斗は、毎年秋にマンモグラフィーやエコー検査を受け、ブログ読者にも「検査に行ってみて下さいね!」と呼びかけていた。しかし、「私の右胸の乳癌は、分かった時には既に約直径2cm大の大きな腫瘍になっていました。残念ながら、進行が異常に早く1年間でここまで大きくなってしまった」と打ち明けた。

 最初に違和感を覚えたのは、今年の頭で「右胸にチクッとする痛みを感じました」。しかし、身内に乳がんの人がおらず、結婚20周年のお祝いや次男の小学校卒業を記念した旅行の準備で忙しかったため、検査には行かなかった。次に不安を感じたのは、春にその旅行で訪れたサイパンで、水着に着替える際に自身の裸を鏡で見ると、「乳頭がセンターにない様に見え、引きつってる様な感じ」を受けた。兆候はあったが、「その場で直視して触ってもシコリらしき感触はなく、年齢によるたるみなんだろうな〜! そうとしか思いませんでした」という。

 夏になり、「右胸にチリチリする痛みを感じる気がして」知り合いの医師に診断してもらったところ、7月7日にがんの陽性反応が出たことが告げられた。北斗はこの時の心境を「自分の体に何が起こっているのか? 言葉だけでは理解し難く、告知された瞬間は 他人事のような感覚だった気がします」と振り返っている。セカンドオピニオンで再検査したが結果は変わらなかった。

 北斗は「元気な埼玉のおばちゃん北斗晶のイメージを守る」ために、夏休みに休暇を取り、公表せずに手術をしようと考えたが、がんは北斗の想像以上に進行していた。乳房を取り除くことに不安を感じ、受け入れられないでいたが「胸の事よりも今は5年先、10年先、生きることを考えましょう」と告げられ、「こう言われた時に初めて、今の自分は命さえも危険な状態なんだと分かりました。そういう病気なんだと。それが癌なんだと…」と、改めて重大さに気づいた心境を回想した。

 がんはリンパにも転移している可能性があるといい、「これから長い闘病生活が始まります。術後ほどなく抗がん剤治療が始まり。1ヶ月後くらいには髪も抜け始め最終的には全部なくなるでしょう」と告白。不安を感じながらも「北斗晶 5年先、10年先を生きる為に長い闘いに入ります!」と力強く宣言した。

 そして、「女性の皆さん、若かろうが年を取っていようが乳癌検診に行ってください!」「自分の体の小さな異変を見逃さないで。体は正直です!」と、ブログを読む女性に向かって、検査の大切さを呼びかけた。
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