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業務内の“タバコ休憩”はあり? 問われるオフィスでの喫煙ルール

 近年、駅やレストランといった公共の場はもちろん、職場においても様変わりしている喫煙ルール。喫煙する場所については指定エリアで、と意見がまとまりつつあるが、喫煙するために席を立つ“タバコ休憩”については依然賛否が分かれている。勤務中のタバコ休憩について、ORICON STYLEキャリアが喫煙者と非喫煙者、各500名を対象に意識調査を行なったところ、【良いと思う】と答えた人は15.8%と2割弱にとどまり、【まあ良いと思う】(29.4%)と合わせても半数以下しか好意的な意見が得られなかった。

仕事中の一服はあり? なし?

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 喫煙者、非喫煙者別の回答ではさらに意見に差があり、喫煙者の66.0%が【良い】と自分を肯定する一方で、非喫煙者の実に75.6%が【良くない】と否定。意見が真っ向から対立している。自分が喫煙者でタバコ休憩に好意的な人は、「5分程度のタバコ休憩なら問題ないのでは?」(東京/20代・女性)、「リラックスできて仕事の効率も上がる。仕事は時間ではなく効率と成果」(兵庫/50代・男性)と、リフレッシュの方法があくまでタバコであり、非喫煙者がほかの休憩方法をとるのと変わらないという見解を主張。働いた時間の長さではなく、仕事の成果で評価されるべきとの考えもあげられた。

 同じ喫煙者でも、タバコ休憩を【良くない】と考える人は、「休憩以外は仕事の時間」(東京/30代・女性)、「吸わない人と比べて勤務時間が不平等」(北海道/50代・男性)と、ストイックな意識を持っていることが分かった。

 一方、非喫煙者でタバコ休憩に対して否定的な人は、「生理現象ではない」(東京/20代・男性)、「タバコは嗜好品だから」(神奈川/20代・女性)と、個人の楽しみのために仕事の時間を削ることや、「吸った人が帰って来るとタバコ臭がする」(高知/30代・男性)、「喫煙中に来客や急ぎの電話があった場合、わざわざ喫煙所まで呼びに行くのが手間」(福島/20代・女性)など、物理的に周囲に迷惑をかけることに対して難色を示す意見が見られた。

 たばこは吸わなくても、タバコ休憩に寛容な人は「仕事をこなしているなら構わない」(神奈川/50代・女性)、「喫煙所はコミュニケーションの場でもあるから」(東京/20代・女性)と、仕事や周囲の妨げにならない範囲なら、コミュニケーションが生まれる貴重な時間であることに理解を示す姿勢も。「世間は“ちゃんとした”喫煙者に厳しすぎる。そんなこと言ったら立ち話やトイレの長居も不平等」(大阪/40代・男性)と、頭ごなしに喫煙者を否定する風潮に異議を唱える人も見られた。

 今年7月にJTが発表した、恒例の喫煙者率の調査では、前年に比べて喫煙者率が微増(19.7→19.9%)。モクモク煙を上げる人のとなりでパソコンを眺める、というような職場環境はめっきり減ったようだが、喫煙ルールの在り方はまだまだ社内の個人の考えに頼るところが多い。吸う側も吸わない側も、気持ちよく仕事ができるように、企業が率先して社内の喫煙文化を変えていく努力をするべきかもしれない。

【調査概要】
期間:2015年6月11日(木)〜 6月26日(金)
対象:喫煙者・非喫煙者 各500名、計1000名(全国の自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員20代、30代、40代、50代の男女)
方法:インターネット調査



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提供元:career

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