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ハリウッドデビューのローラは“女優”としても成功するのか?

 モデルでタレントのローラが、人気シリーズの最終作となる映画『バイオハザードVI:ザ・ファイナル・チャプター(仮題)』(2017年1月全世界公開予定)に女戦士役で出演する。ローラは、モデル・タレント・歌手としてマルチに活躍してきたが、これまで女優として目立った活動を起こしてこなかった。しかし、ネットでは「見た目も完璧」「ミラ・ジョヴォヴィッチに負けてない」「十分成功できる可能性がある」と高評価を得ているようだ。果たしてローラは女優としても、ブレイクすることができるのか? 彼女の今後を占ってみたい。

◆満を持しての本格女優デビューがハリウッド大作 自身を安売りしない戦略

 本作でローラは、主人公のアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)とともに、巨大企業とアンデッドたちと戦う女戦士のコバルトという重要な役どころで、製作サイドも「彼女は驚くべき美貌と人を惹きつける強烈な個性、意志を持った女性。今回のコバルト役も彼女が適役でした」と期待を寄せている。ローラ自身もツイッターやInstagramで「ハリウッド映画に出ることはわたしの夢で、英語も演技もずっと練習していたから、合格して本当にうれしい!」とやる気をみなぎらせている。

 もともと『Popteen』(角川春樹事務所)の読者モデルとしてキャリアをスタートさせたローラ。今ではモデルのみならず、バラエティでも引っ張りだこの人気タレントであることは周知のとおり。音楽活動などもしてきたが、ドラマや映画など、女優としてはほとんど目立った活動をしてこなかっただけに、いきなりのハリウッドデビューで、しかも大作の役を獲得してしまうあたり、ある種“ローラっぽい”というか“意表をつかれた”感がある。

 これだけバラエティ番組等でひっぱりだこならば、これまでにも連ドラ出演のオファーが一度や二度はあったはずだ。だが、もしかしたらそこに乗って出演することで、“バラエティのローラ”との違和感が生じてしまい、失敗に終わってしまった可能性も否めない。満を持しての本格女優デビューがハリウッド大作ということでも“格の違い”を提示できるし、英語の台詞ならば、視聴者も違和感なく女優・ローラを見る事ができる。事務所の方針だと思われるが、非常に戦略に長けていると言えるだろう。

◆“女優”として未知数なぶんだけ期待も高い

 彼女と同系統のハーフモデルもテレビに大量進出しているが、なかでもローラと双璧をなすといってもいいトリンドル玲奈は、多くのドラマや映画に出演し、女優業に本格的に挑戦している。最近では、園子温監督の映画『リアル鬼ごっこ』に主演し、『第19回ファンタジア国際映画祭』の最優秀主演女優賞を受賞したが、彼女のふんわりとしたキャラクターが逆にネックになっているのか、確固たる地位を確立しているとは言い難い。

 一方ローラは、バラエティの印象が強すぎることもあるが、“女優”としての実力はまさに“未知数”。しかも出演作がハリウッドの大作ということもあり、あのローラがいったいどういう演技を見せてくれるのか、ファンならずとも興味津々になるのも無理はないだろう。ひょっとしたらとんでもない名演技を披露するのではないかといった、未知数なぶんだけ期待も高まる。

 実際、テレビではエキゾチックな美貌と“タメ口”をウリとした奔放さで好感度も高いローラだが、本格的な歌手を目指すため、レギュラー番組を降板してレッスンに励むなど、相当な努力家であることも知られている。確かにハーフならではのルックスなら、ハリウッドでも“映画映え”するだろうし、英語や演技などのレッスンを励めば、女優としてもそれなりの実力を発揮すると思われる。むしろそうした彼女の影の努力が、今大作で花を開かせる、と言ってもいいのかもしれない。

◆本来持つ“天真爛漫”なキャラクターが、演技上での“凄味”となる可能性も

 現在、特に男性俳優においては、リリー・フランキー電気グルーヴピエール瀧など、異業界から進出してきた俳優たちの活躍が目立っており、彼らの共通点として“本格派の俳優然とした肩を張った演技をせず、どこかゆるく、個性的な演技が評価されている”ことがあげられる。今回のローラの役どころにしても、内容がハードでシリアスなだけに、ともすれば配役のキャラに引っ張られる部分も多いだろうが、ローラならではの“軽さ”や“自由奔放さ”を十分に発揮してもらいたいところだ。場合によっては、そうした“天真爛漫”なキャラクターが新しい“凄味”となって醸し出されてくることもあるかもしれない。

 いずれにしろ、そうしたローラの“個性”が活かされる千載一遇のチャンスであることは間違いない。映画『キル・ビル』でユマ・サーマンとの戦闘シーンが話題となった栗山千明のように、今作を通じてローラが世界的にも注目され、新しい日本の国際的女優が誕生する日も近いのかもしれない。

(文:五目舎)



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