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“ブレイク前夜”中条あやみ、実は自分に自信がない「課題がたくさん…」

 『ポカリスエット』や『メリット』のCMに出演し、息をのむほどの美しさで注目を集めた中条あやみが、8月29日放送の『ほんとにあった怖い話・夏の特別編2015』(フジテレビ系)の1作『閑却の社』に出演する。真っ暗な闇のなかをさまよう夢を毎日見続ける女子高生に起きたことは……。ほぼ全編のひとり芝居に挑んだ心境と撮影の裏話、女優として歩み始めた新たな道について聞いた。

毒を吐くのが楽しい?「成長しないといけない」と語る中条あやみ(写真:鈴木一なり)

毒を吐くのが楽しい?「成長しないといけない」と語る中条あやみ(写真:鈴木一なり)

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◆持ちネタ?実体験“恐怖こばなし”

――『ほんとにあった怖い話』は自分でも観ていたそうで。
【中条】 小・中学生の頃、夏休みに友だちで集まってお泊りするとき、怖いからみんなで一緒に観ていました。夏の恒例行事みたいなイメージがあります(笑)。

――普段は怖がりなんですか?
【中条】 おばけ屋敷とかはダメです。学校の文化祭のおばけ屋敷も入れないぐらい。友だちと一度入ったことがあって、おばけのクオリティは別にして(笑)、急に「バン!」とか大きい音を出されると、ひとりで叫んでいました。

――最近で怖かったことというと?
【中条】 家で夜中にお腹がすいて、パンを食べようと思ったんですね。トースターで焼いて、お皿にのせて机の上に置いて、飲み物を取りに行って戻ってきたら、パンがないんです! 「えっ? なんで!?」と思って、怖くなって……横を見たら、うちのワンちゃんがパクパク食べていました(笑)。

――ネタじゃないですか(笑)?
【中条】 そういうオチがありました。でも一瞬、本当に怖くなったんです!

◆「バレたか」と笑っちゃいました(笑)

――『閑却の社』はショートストーリーですが、女優としてどんなことを意識して臨みました?
【中条】 観ている皆さんに怖がっていただきたくて。私に感情移入して観てもらいたいので、リアルに怖がっている、本当の恐怖感が出せればいいなと。

――ほとんどひとり芝居なんですよね?
【中条】 台詞が少ないぶん、演技がすごく難しかったです。ジャンルとしてホラーはとても難しいんだと気がつきました。

――実際に怖い夢を見て起きた経験はありますか?
【中条】 寝ている途中で起きることはありませんけど、起きてから「怖い夢だった……」ということはありました。大水が来て、さっき言ったパンを食べたワンちゃんが流されてしまうんです。私が助けに行こうと飛び込もうとするんですけど、家族に止められて泣いていて。起きたら本当に枕が涙でビッショリでした。

――ドラマのように同じ夢を何度も見ることは?
【中条】 その夢をけっこう見ました。高校を卒業してからはあまり見なくなりましたけど、高校時代は多かったです。夢診断で調べたら……内容は言えませんが、「バレたか」と笑っちゃいました(笑)。

◆自分に自信がないところがあって

――ちょうど仕事が忙しくなってきた時期でしたよね。今も『Seventeen』(集英社)モデルとして活躍中ですが、女優の仕事もどんどんやっていく意向ですか?
【中条】 演技では1回1回役が変わるし、ジャンルもいろいろあって、スタッフさんや現場の雰囲気も違うから、いつも新鮮です。だんだん慣れてきたと思っても、またゼロからやり直すので、難しさもあり楽しさもあって。いろいろ勉強できるから、もっとやっていきたいと思うようになりました。

――差し当たって自分のなかで、演技の課題にしていることはありますか?
【中条】 課題ばかりです。演技もモデルをやるうえでも日々成長しないといけないと思いますけど、もともと自分に自信がないところがあって。

――そうですか? むしろ完璧ぐらいに見えますが。
【中条】 いえいえ。全力でガムシャラにやっているだけで、演技指導されると「何でできなかったんだろう?」とヘコみます。特技とかできることをたくさん磨いて、人間性を深めて、自信を持って演技ができるように……というのが課題です。

――普段から演技力を高めるためにしていることもあったり?
【中条】 前は洋画ばかり観ていたのを、演技の仕方が違うから、邦画やドラマも観るようにして勉強しています。勉強になったことは忘れないようにメモしています。

◆毒を吐く演技が楽しい(笑)

――あやみさんは“学校一の美女”みたいな役が、どうしても多いですよね。
【中条】 『She』(フジテレビ系)でそういう役をやらせてもらいましたけど、今回は初めて毒を吐く演技をしました。それが意外と楽しいなーと思って(笑)。

――毒を吐くのは快感でしたか(笑)。
【中条】 そうですね。実はそういう性格なのかな(笑)。ふだん言えないからか、おもしろくて。悪役にとても興味あります。あと、この前『ストレイヤーズ・クロニクル』を観て、特殊能力とかカッコイイなって。少年みたいな感想ですけど(笑)、そういうのもやりたいと思いました。

――では、今回の『閑却の社』で観てもらいたいところは?
【中条】 毎日同じような夢を見るとか、夢で見たことが現実に起きるとか、そういう経験をした人は多いと思うんです。そういう方にきっと共感してもらえるし、リアルに入り込んで驚いていただけると思います。

――多忙な中かと思いますが、この夏の思い出もできましたか?
【中条】 満喫しました。バーベキューもしたし、お祭りも花火大会も行ったし。あとは泳ぎに行ったら、コンプリートかな(笑)。
(文:斉藤貴志)

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