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『テラハ』卒業のてっちゃん 「独り立ちしたい」

 社会現象になるほどの人気番組『テラスハウス』(フジテレビ系)の“顔”でもある、てっちゃんこと菅谷哲也、初期メンバーでモデルの島袋聖南、映画で初出演した雑誌『Quick Japan』(太田出版)編集者の小田部仁が、ORICON STYLEのインタビューに応じた。『テラスハウス』をきっかけに俳優やモデルとしてブレイクしたメンバーが、『テラスハウス』での生活を改めて振り返り語った。

◆今は『テラスハウス』が終わって寂しい

――映画含めテレビでも、自分の生活や恋愛を大勢の人に観られちゃうのってどんな感覚でした?
【島袋】 始めは副音声(番組レギュラー陣が本音でメンバーについて語る)とかSNSのコメントとか気になって自分が小さくなってしまうこともありました。でもだんだん鍛え上げられて、いい言葉だけ受け止めて、他は気にせず、素のままの自分でいるようになりました。

――聖南さんの恋愛はいつもドラマチックでしたね。
【島袋】 それに対して“トレンディ”っていうステキなお言葉もいただいて、嬉しかったです。応援してくれる声も多くて、特に(伊東)大輝との恋愛は、たくさんの方に祝福していただいて。おかげで今も仲良くしています。

――番組が終わった今だからこそ言える、辛かったこと、もしくは楽しかったことを挙げるなら?
【島袋】 当時はいろいろあったのかもしれないけど、あんまり思い出せないんですよ、特に苦しかったことに関しては。それよりも今は終わってしまって寂しい気持ちのほうが大きくて。

◆“合わなかった”人はいたけど、一緒にいる時間を大切にしようと思った

――ぶっちゃけ“合わなかった”人とかいなかったんですか?
【島袋】 そりゃ、ありましたよ。でもシェアハウスですから、合わないなら合わないなりにみんな協力し合ってました。私自身も距離感をうまく取るとか、勘違いさせないように心配りするとか、そういう部分は培われたのかなと。でも根本的に、一緒に食事して眠っていたら、そこまで問題にはならなかったりもするんですよ。同じ屋根の下で暮らしていると、ファミリー感が出てくるので、100%わかりあえなくても、一緒にいる時間を大切にしようって気持ちになるっていうか。
【菅谷】 僕は帰って来たとき、誰かいることが嬉しかった。「ただいま」って言えるし、自分も誰かに「おかえり」って言ってあげられる。今ひとり暮らしをしているんだけど、それはすごく幸せで特別なことだったんだなって思います。
【島袋】 ホッとするもんね、あの広い家にひとりでいて誰か帰ってくると。「あ、帰ってきた」って。
【小田部】 あと、みんなが頑張っている姿を間近で見られたのも嬉しかった。てっちゃんだったら台本を読んでたりとか、聖南さんなら雑誌を見てたりとか、誰かが夢に向かって努力している姿をすぐそばで見る経験って、普通はないじゃないですか。それは刺激になったし、僕自身も仕事に対するモチベーションに繋がりましたよね。

――でも、ときにはひとりでいたいとき、例えば辛いことがあって泣きたいとか、そういうことはありませんでした?
【菅谷】 たまにあったかな。
【島袋】 私はそういうときは巻き込んでました(笑)。飲んで、ひたすら自分が思ってること言って……。だからみんなすごく優しかったんですよ、仕事がうまくいかなったり人間関係で悩んで泣いたりしたこともあったけど、いつも親身になって聞いてくれて。

◆普通では経験できない濃い時間と経験を『テラスハウス』で積ませてもらった

――“卒業後”の焦りってあります? 『テラスハウス』という看板がなくなった危機感というか。
【小田部】 僕が思うに『テラスハウス』にいるときから、みんな焦りや危機感は持っていたんじゃないですかね?それぞれがやりたいこと、やらなきゃいけないことがあって、そこに対する強い意志みたいなものはすごくメンバーから感じた。テレビでやってるとき、僕は観てる側だったから「番組に寄りかかってるのかな」とか思ってたんだけど、実際に『テラスハウス』に入ってみたら全然そんなことなかったんですよね。
【菅谷】 確かにみんな、『テラスハウス』がなくても、食っていかなきゃいけないって危機感はあったね。この名前がなくなっても仕事できるようになったら本望。それが独り立ちしたってことだから。

――ちなみに菅谷さんは2012年の番組スタート時はまだ少年のイメージでしたが、すごく大人っぽくなりましたよね。
【島袋】 ホント、哲は当時まだ19歳だったから、大人になってびっくり。男の子ってすごいね。
【菅谷】 僕も、『テラスハウス』は本当に特別な環境だったなって思う。いろんな職業のいろんな経験をした人たちと一緒に生活するって、普通では経験できないことで、そういった意味では濃い時間と経験を積ませてもらったなって実感してます。入る前は3年後の22歳の自分なんてイメージできなかったけど、『テラスハウス』に入ってなかったら、今の自分ではなかったっていうか。顔も価値観もまったく違ったと思うんですよ。

――それぞれ今後の目標は?
【小田部】 僕は編集やライターをやっているので、映画の中でも言ったけど、自分が編集した、書いたって自信をもって言えるものをしっかりとした形で作れる人間になりたいですね。『テラスハウス』での生活も刺激的で楽しかったけど、そこで得た経験を糧に、これからは、もっと楽しいことができたらなぁ……って思ってます。
【島袋】 私は引き続きモデル業をがんばりたい。この間、初めてミュージックビデオの撮影をさせてもらって、演じるってことも楽しかったので、今後は映像でも何かできたらおもしろいかなと。
【菅谷】 僕はまず独り立ちしたいです。『テラスハウス』に入ったおかげで俳優の道に入ることができたんだけど、今はまだ“テラスハウスのてっちゃん”ってイメージが先行していて、むしろ役者としての世間でのハードルは上がっていると思うんですね。だからいい意味で“テラハ”の名前が取れるようにみんなを裏切って、いち俳優として認知してもらえるようにがんばりたいです。

(文:若松正子)



関連写真

  • 新『テラスハウス』に出演しないてっちゃんこと菅谷哲也(写真:草刈雅之)
  • 島袋聖南(写真:草刈雅之)
  • 小田部仁(写真:草刈雅之)

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