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男子も注目 脚光を浴びる競技ダンス

 1990年代後半から2000年代前半にかけ、映画『Shall we ダンス?』やテレビ番組企画「ウリナリ芸能人社交ダンス部」等の影響により、社交ダンスブームが起きた。そして今、若い世代にも「競技ダンス」が浸透しはじめている。華やかな衣装で華麗に舞うダンスが女性たちから支持されるのはわかるが、若い男性は何に惹かれてこの競技を始めるのだろうか? 競技ダンス部に所属する男子学生に、その魅力について話を聞いた。

関西外国語大学競技ダンス部 大会時の様子

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 社交ダンスが“社交”を目的に集うのに対し、競技ダンスはダンスの技術を競い合うスポーツ。『月刊少年マガジン』(講談社)で2011年より連載が始まった『ボールルームへようこそ』(竹内友)や、2015年より『週刊少年ジャンプ』(集英社)でスタートした『背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜』(横田卓馬)など、2010年代に入って競技ダンスを舞台にした漫画が続々と登場。特に「ボールルームへ〜」は2013年と15年に「マンガ大賞」で上位にランクインし、これまで競技ダンスを知らなかったという若い世代にも広く知られるようになった。

 「『ボールルームへようこそ』や映画の『Shall we ダンス?』を見ている仲間は多いです」と語るのは、関西外国語大学競技ダンス部に所属している英米語学部3年生の田中智大さん。海外からの留学生が多い同大はクラブ活動も国際色豊かで、さまざまな人材が生まれている。競技ダンス部は、キレキレのダンスが印象的なピン芸人のキンタロー。が学生時代に所属し、数々のコンテストで入賞したこともあるとか。

 そんな競技ダンス部に田中さんが入ったきっかけは、新入生歓迎会で見た先輩たちのダンスに興味を持ったため。大学に入るまで競技ダンス初心者だったというが、「この部活はほぼ初心者が多くみんなスタートが一緒なので心理的ハードルは低かったです」(田中さん・以下同)。4:6で女性がやや多いが、男子部員も頑張っているという。「男性が女性をリードするスポーツなので、普段はそうでもない人でも、衣装を着てダンスをするとキリッとなりますね」(田中さん)。

 男子から見た競技ダンスの魅力とは何だろう? その問いかけに、田中さんは「姿勢がよくなる、猫背が治る人も多い」という見た目の変化のほか、「社交性もアップします」と語る。競技ダンス部を持つ大学は意外と多く、全国の大学から組織される連盟もあるほど。連盟主催の競技大会も行われており、他大学の学生たちとの交流もあるという。紳士淑女の社交場から発展し競技化されたものだけに、大学生の“横のつながり”にも一役買っているようだ。

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