今月2日に東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『久保みねヒャダこじらせライブ2015夏』の模様が、フジテレビ系『久保みねヒャダこじらせナイト』（毎週土曜　深1：35）で15日から3週連続で放送されることが決定した。

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　番組MCの漫画家・久保ミツロウ、イラストレーター・能町みね子、音楽プロデューサー・ヒャダインらの番組発の夏フェスイベント。3000人規模の会場でエイベックス主催の夏フェス『a-nation island』の一環として開かれたが、事前の入場チケットはほぼ即完という盛況ぶりだった。

　オープニングを飾ったのは、スペシャルゲストのDJ KOO。ヒャダインと二人でTRFの名曲「EZ DO DANCE」で会場のボルテージを一気に上げ、久保と能町をステージに迎える。観客に配布されたピンクのサイリウムが揺れる中、久保は「いまが一番最高潮！ あとは下り坂（笑）。でも、上の席までお客さんがちゃんと入っていてうれしい！」と大興奮。能町も「TRFって毎回こんな気持ちいいことやってるんですか？」と大盛り上がりだった。

　その後は、番組と同様のセットにチェンジ。久保は「3000人の客席を埋められるなんて、中年女性として幸せですよ。このために結婚しなかったんです」とさっそくこじらせトークがスタート。ビールを手にお決まりの“こじらせ〜”で乾杯した3人は、毒舌＆妄想＆本音トークへ。「近況まとめ」として、久保、能町のここ最近のツイッターでの“つぶやき”の真相に迫った。

　「こじらせソングあげあげメドレー」のコーナーでは、B'zものまねの中村素也が登場し、番組企画で制作した「大型連休に働きたくない君も好きだよ」を歌うと、続いて能町が「焼けたくない　夏の日の2014」、久保とヒャダインがデュエットで「おれとおまえのHELLO WIN-WIN」と3曲続けて歌い上げた。

　さらに、新曲「毛サバイバル」のお披露目も。楽曲を歌っているのがMAXの3人だと判明すると会場からどよめきが起きる。メイキング映像とミュージックビデオ（MV）が初公開されると、久保は「最高！ MAXさん、毛根になって踊ってたね〜！」と大喜びだった。このMVは番組でもオンエアされる。

　「即興すき間ソングを作ろう！」のコーナーでは、“渋谷系ミュージック”・“池袋”というテーマを組み合わせて、即興で１曲作ることに。次から次へとユニークなアイデアを出しながら順調に制作を進める。観客のリアクションを歌詞へ反映するといういつもと違った雰囲気もあれば、瞬間的に作曲に集中し過ぎてヒャダインが「お客さんの存在忘れちゃってすみませんね」と笑いをとる場面も。そうこうしているうちに楽曲は完成。短時間で制作しているとは思えないほどのクオリティーの高さを感じさせる楽曲がまた一つ誕生した。

　2時間半のライブは、すき間ソング第5弾「WE ARE THE ひとり」を観客と共に大合唱で幕を閉じる、はずだった。ステージを下りたばかりの3人に取材をしていると、「アンコールが鳴りやまないのでステージに戻ってください！」とスタッフが息を切らして、3人のところに駆け込んでくる。それを聞いた3人は走ってステージに再登壇。客席は再び大歓声に包まれた。

　アンコールも無事終了し、やりきった表情で戻ってきた3人。久保は「感無量です」、能町は「アンコールで呼ばれても何もやることがなかった（笑）。マジアンコールですね」、ヒャダインも「やることがないアンコール、生々しいアンコールができて良かったな、って思います！」と、3人とも大満足の様子だった。