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レベッカ、20年ぶり横アリで1万5000人総立ち NOKKO「ものすごい人!」

 1980年代に一世を風靡した4人組ロックバンド・REBECCA(レベッカ)が12日、横浜アリーナで20年ぶりの再結成ライブ『Yesterday,Today,Maybe Tomorrow』2daysの初日公演を行った。先月28日に6曲を披露したミニライブを経て、この日は2時間にわたって全18曲を熱演し、圧巻の歌声と演奏で総立ちの1万5000人のファンを熱狂させた。

20年ぶりの再結成ライブで熱唱したレベッカのNOKKO(PHOTO:Hajime Kamiiisaka)

20年ぶりの再結成ライブで熱唱したレベッカのNOKKO(PHOTO:Hajime Kamiiisaka)

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 ステージをぐるりと360度囲んだステージは立ち見席までぎっしり満員。開演を告げるアナウンスから10分間、鳴り止むことなく続いた手拍子と指笛に迎えられ、ロゴが投影された白い幕が上がった。ステージ下から緑のマントをかぶったNOKKOがゆっくりとせり上がりで登場すると、地鳴りのような歓声と拍手が轟く。

 1995年5月に行われた阪神・淡路大震災チャリティー公演2days以来、実に20年ぶりに横浜アリーナのステージに立ったレベッカは、29年前のヒット曲「RASPBERRY DREAM」からスタート。両手を広げたNOKKOは小さな体いっぱいに歓声を浴び、この日を待ち焦がれたファンの思いを抱きしめると「久しぶりにこうやってみんなで集まれてとてもうれしいです」と喜びをかみしめた。

 伸びやかな力強い歌声でのっけからファンを酔わせたNOKKOは「こうしてお会いできて本当にうれしいです」としみじみ。「去年の暮れ、私のソロライブに土橋(安騎夫、Key)さんと小田原(豊、Dr)さんにゲストで来てもらったんですよね。『RASPBERRY DREAM』をやって、いい感じだなと思って。よし、やろうって思いました」と再結成の経緯を説明。「でも、こんなことになると思ってなかった。ものすごい人! イエーイ! 生きててよかった!」と高々と手を掲げて感激した。

 この日は「LONELY BUTTERFLY」「MONOTONE BOY」などヒット曲を惜しみなく披露。アルバム人気曲「76th Star」からはピンクのドレスに衣装替えし、女性ダンサー2人とともに、NOKKOのもう一つの武器であるダンスでもファンを魅了した。時折歌詞を間違えるのもご愛嬌。「私たちは毎回、間違えちゃったり、時には時間切れで歌詞ができなかったときもあったけど…(84年にデビューした)30年前から客席の皆さんは完璧です! ホントにかっこいい! ありがとう」と感謝の思いを伝えた。

 アンコールでは代表曲「フレンズ」を歌い、ラスト曲は96万枚のセールスを記録した4thアルバム『REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜』(85年11月発売)の表題曲で、今回のライブのタイトルにもなった名バラード「Maybe Tomorrow」で締めくくり。会場がファンのペンライトによって一面青い海となり、思わず「うわぁ」と歓声を上げたNOKKOは、スポットライトを浴びながら情感たっぷりに歌いあげた。最後のあいさつを終えたNOKKOは、真後ろのスタンドのファンとハイタッチ。大歓声の中、ステージを後にした。

 あすも同所で公演(全席完売)を行い、11月29日にはさいたまスーパーアリーナで追加公演を開催。さいたま公演は指定席完売を受け、今月14日午後9時から「注釈付き指定席」の発売が決定した。横浜公演の模様は、30日午後9時よりWOWOWで独占放送される。

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  • 20年ぶりの再結成ライブで熱唱したレベッカのNOKKO(PHOTO:Hajime Kamiiisaka)
  • ヒット曲を惜しみなく披露(PHOTO:Hajime Kamiiisaka)
  • レベッカが20年ぶりの再結成ライブで全18曲を披露(PHOTO:Hajime Kamiiisaka)

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