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小泉孝太郎、芸能界入りは「一か八かの挑戦」 よかったと思える、いま

 テレビ朝日系連続ドラマ『エイジハラスメント』(毎週木曜 後9:00)に出演中の俳優・小泉孝太郎(37)。放送前に行われた制作発表会見で「3ヶ月後には多くの女性を敵に回すことになるでしょう」と先にカミングアウトとしていたとおり、劇中で女性の年齢をめぐるハラスメント発言を連発して話題になっている。本人のイメージダウンにならないかしら?と余計な心配をしていると、「最近女性の視線が怖いです、ハハハハハッ」とあっけらかんと笑い飛ばした。

テレビ朝日系ドラマ『エイジハラスメント』に出演中の小泉孝太郎(C)テレビ朝日

テレビ朝日系ドラマ『エイジハラスメント』に出演中の小泉孝太郎(C)テレビ朝日

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 女優の武井咲主演で、旧態依然とした一流商社にはびこるさまざまなハラスメントを描き出す同ドラマ。小泉は一流商社の花形部署・繊維二課の課長に抜てきされた保科晶彦役を演じている。「25歳以上の女は女じゃない」「女は家庭に入るときれいじゃなくなる」といった考えを持ち、夫と子どものいる大沢百合子(稲森いずみ)と不倫しながら、美貌の新入社員・吉井英美里(武井)にも惹かれてしまうなんて…、“女性の敵”、ですよね?

 小泉は「保科にとっては、百合子と会っているときは百合子と真正面から向き合っているし、英美里を見るとどうしようもなく彼女にひかれるし。男の勝手な解釈かもしれませんが、どちらも真剣なんですよ。『だから俺は結婚しないんだ』と言っているし、保科なりに筋は通っている。自分の気持ちに正直に生きている男を演じているって感じですね」と、保科を擁護。あまりにもさわやかに語るので、保科の所業がなんでもないことのように聞こえるから不思議だ。

■一か八かの挑戦をして本当によかったと思える、いま

 「演じていても面白いですよ。役と出会うタイミングも大事だと思うんです。今回の役は、37歳のいまだからできると思ったし、演じきれる自信もありました」と潔い。自身が演じた役柄のことで話題になっている現状を「素直にうれしい」という。

 「これは自分が学生時代から思っていたことですが、“小泉孝太郎”になるのが、一生をかけての課題だと思っていました。自分自身として生きていくためには個人で勝負しなきゃいけない。そういう意味で過酷でしたけど、芸能界に入ってよかったと思っています。頑張って、認められれば、僕自身を一人の俳優として見てくれるし、ダメだったら『あいつ親の七光りだから』で捨て去られてしまう世界。一か八かの挑戦をして僕は本当によかったです」。

 俳優デビューは2001年。所属事務所の大先輩だった故・いかりや長介さんから「役者のイロハから教えていただきました。その出会いは強烈でした」と感謝を忘れない。以来、コンスタントに映画、ドラマに出演し、この夏は『エイジハラスメント』と並行して、硬派なドラマ作りに定評があるWOWOWのドラマ『死の臓器』で主演を務めるなど、地盤を固めつつある。

 「役の幅を広げたいとか、こういう役をやってみたいとか、そういう欲求はあまりないんですよね。僕ら役者は受け身だから、仕事があるのが一番の幸せ。一つひとつ積み重ねてきたものが、次の仕事につながっているな、と感じていますし、この14年間に、たくさんの作品と、たくさんの人と出会って…。出会いがすべてかもしれないですね、人生は。誰と出会うかによって、大きく変わってしまう気がします」。

 自身を酒に例え、「それは日本酒なのか、ワインなのか、ウイスキーなのかわからないけど、僕の味や色があると思う。ウイスキーがワインになりたくてもなれるものではないし、人それぞれ持って生まれたものがあると思うので、自分自身を熟成させて、何年ものの色や味わいを出せるようになることのほうが大事かな。結果として、いろんな役をいただけたら、ありがたいことだと思います」

■『エイジハラスメント』は英美里と保科の関係が急展開!?

 きょう6日放送の第5話では、英美里と保科の関係が急展開を迎える。「二人の関係性がこの先どうなっていくのか、僕もすごく気になります。脚本家の内館(牧子)さんが、グフフフフフッと笑いながら書いているような気がします」と小泉も笑う。

 一方で、帝都物産では鉄鋼材料課の若手社員、上田俊之(大東駿介)と、若手にとっては時代遅れのビジネススタイルを押し付けてくる“昭和オヤジ”の課長の小森芳樹(光石研)の「エイジハラスメント」バトルがぼっ発する。

 小泉は「商社を舞台にさまざまなハラスメントが描かれていますが、結局は人間力。人間力を高めないと、どの組織でも生き抜くことはできないのではないでしょうか。ハラスメントで訴えられる人もいれば、許される人もたくさんいるわけで、その境界がものすごく人間臭くて面白い」と見どころを語っている。

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  • テレビ朝日系ドラマ『エイジハラスメント』に出演中の小泉孝太郎(C)テレビ朝日
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