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“賞賛と批判”紙一重のインスタ 扱い方次第で明暗分ける?

 最近、モデルやタレントなどが画像共有アプリ・インスタグラムにちょっと過激な写真をアップして話題になることが多い。モデルで女優の水原希子が代表格で、ノーブラ姿で外出した“乳首ポッチ写真”は、一時期ネットを騒然とさせた。一方、AKB48小嶋陽菜のようにコスプレ写真などを披露し続け、自身の写真集をヒットさせたり、新世代オネエ・GENKINGなど新世代タレントが飛躍するきっかけになるなど、ビジネスツールとしての側面でも注目されている。芸能人たちの新たな表現の場となるのか? それとも単なる炎上商法で終わってしまうのか?

◆小籔はインスタで女性誌の専属モデルに、GENKINGの大ブレイクのきっかけにも

 芸人の小籔千豊は、インスタグラムで自身の“ネイル”(特に何も塗られていないが……)や、美容室で“カラー”中(白髪染め)の鏡越しの自分の姿、朝食でアサイージュースを飲んでるところなどの写真を披露して、「売れっ子モデルのようなインスタを僕がお届けします」という“おふざけ”を見せた。これが「小籔の女子力はハンパなく高い」との評判を呼び、ついには今秋の東京ガールズコレクションのMCを務めるまでになった。さらには『NYLON JAPAN』(トランスメディア)『ViVi』(講談社)『VOCE』(同社)の女性誌3誌の専属モデルとして、同時に3誌で連載企画をスタートさせるという。毒舌がウリで、ちょっと強面の関西芸人だった小籔に、インスタグラムによって女性層という新たなファン層が加わった。

 また、最近よくテレビで見かける新世代オネエ・GENKINGも、インスタで自身のファッションやメイク、芸能人との交友写真をアップして話題になったことをきっかけに大ブレイク。そのGENKINGの友人であり、自称“インスタアイドル”のMEGBABY(メグベイビー)や、超色白美少年モデルのUsukeDevil(ユースケデビル)は、これといった芸能活動をしてないにも関わらず、スタイルブックを出版するほどまでになった。もはやInstagramは、素人が自己発信して有名人になるまでの、サクセスストーリーの舞台とさえなっているのだ。

 さらにインスタグラムでは、モデルたちによるちょっと過激な写真に出逢うことも多い。ダレノガレ明美のインスタには、胸の谷間を大胆に見せる黒ビキニなど、セクシーな水着写真が大量にアップされていたり、山田優が超ショートパンツで細すぎる美脚を披露したり、ローラですら胸の谷間を堂々と見せるなど、モデル系タレントたちのセクシー写真が溢れている。しかも、不思議と“エロ”度が低い。色みや掲載写真がすべて正方形に統一されているせいか、露出度の高いセクシー写真のはずなのに、なぜかオシャレでかっこよく見えてしまうのだ。機能面から生まれるオシャレさやアート性を有名写真家でなくとも自分自身で表現できるからか、写真集では躊躇しがちなセクシー写真も“イケてる”と思い気が緩み、インスタグラムでは“スキ”を見せてしまうのだろう。そのセクシー写真も今では、モデルたちが競い合うように掲載し、少々“飽和状態”にもなっているようだ。

◆一方、安藤美姫は新恋人と娘の3ショット、潮田玲子の妊婦姿には批判の声も

 女性モデルのみならず、男性芸能人たちもインスタグラムではついノリノリになってしまうのか、浅野忠信がミカンを入れるオレンジ色のネットを被ってみたり、女装姿を披露するなど、奇行とも思える写真を続々とアップ。人気絶好調の斎藤工も、鼻の穴にティッシュを詰めた“おバカ”写真を掲載したが、「イケメンは何をやってもカッコいい」と、さらに評価を高めることになった。

 ただ、このインスタグラムを駆使した“自己発信”も、過剰にすぎるとバッシングの対象になることもある。元フィギュアスケート選手の安藤美姫は、インスタを初期から利用していた先駆け的存在だったが、突然の出産発表や、新恋人の外国人と娘との3ショットの公開など、プライベート写真を次々と掲載するたびに反発を受けている。最近では、なぜか自身のセーラー服姿をアップしたが、これも非難轟々だった。元バトミントン選手の潮田玲子も、妊婦姿をインスタに掲載。「すごくきれい」という声がある反面、「なんで、ここでそんな写真を……」という批判の声も上がった。

 自分の仕事の幅や活動する場を広げたり、芸能界デビューまで実現させてしまうほどのパワーを秘めたインスタグラム。だが一方では、表現次第で自分を窮地に追い込むリスクもある。前述の安藤美姫やモデルらがセクシー写真をこぞって掲載するのも、ツイッターやブログのように言葉に重きを置かず、写真1枚だけで表現できる手軽さから勘違いを生んでしまっているのもまた事実。芸能人に限らず一般人にとっても、インスタでは、センスのよい、ユーモア溢れた“自己発信”が求められるということか。

(文:五目舎)




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