人気アイドルグループ・AKB48が1日、さいたまスーパーアリーナで『AKB48真夏の単独コンサートinさいたまスーパーアリーナ〜川栄さんのことが好きでした〜』の初日公演を行い、約3時間にわたって全36曲を熱唱した。アンコールでは、3月に発表された「春の人事異動」に伴い、現体制での劇場公演の千秋楽を8月中に行い、新チームの初日を11月からスタートさせることを発表。その間、評論家の田原総一朗氏、落語家の春風亭小朝、元サッカー日本代表の岩本輝雄氏、大リーグ・ヤンキースの田中将大投手の著名人4人がセットリストを決める特別公演が行われることが発表され、1万8000人から大歓声が湧き起こった。

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　思いがけない発表に、HKT48の指原莉乃は「ただの著名人じゃなくて、オタクですからね」と叫び、高橋みなみが「やめろ、やめろ！」と制止。指原は「オタクが考えるセットリストってめっちゃいいはずだよ。それぞれのチームに“神公演”が与えられるってことでしょ？」と解説し「でも田原さんだけはちょっと心配」と笑わせていた。誰がどの公演を担当するか、具体的な日程は未定という。

　ライブは開演直前、ミステリアスな音楽が流れ、ガイコツのコスプレをした男たちがお菓子を配るなか、白い幕が下り、AKB48のメンバーと6月の『第7回AKB48選抜総選挙』で上位16人に選ばれた指原ら姉妹グループのメンバー108人が一挙登場した。巨大なカボチャのセットを背に、この日のために用意されたそれぞれ異なるモンスターの仮装衣装をまとい、新曲「ハロウィン・ナイト」（8月26日発売）が披露された。

　メンバーは「ハロウィンって夏でしたっけ？」と汗だくになりながら、「フライングゲット」「重力シンパシー」でたたみかけ、観客をあおった高橋朱里が「川栄さんも声出せますか？」と絶叫。今回のさいたま2日間3公演と4日に東京・秋葉原のAKB48劇場で行われる公演でグループを卒業する川栄李奈は「皆さん、最高の夏の思い出を作りましょうね〜！」と声を張り上げた。

　ユニット曲のコーナーで、セクシーなささやきとともにスクリーンに「O」「P」「P」「A」「I」の文字がフラッシュすると、女性誌でも“美乳”として取り上げられる小嶋陽菜が、倉持明日香、小嶋菜月、名取稚菜、石田晴香、佐々木優佳里、朝長美桜の“おっぱい選抜”を引き連れ、「スキャンダルに行こう」を披露。最年少17歳の朝長は恥じらいを見せて胸元を隠したが、メンバーが次々と自慢の胸と谷間をカメラにアピールし、男性ファンを悩殺した。

　その後、MCで登場した指原は「ちょっと、みおちゃん（朝長）、おっぱい選抜ってなんなのよ。呼んでよ！」とご立腹。朝長は「呼んでよって（胸が）ないじゃないですか」とすかさず切り返し、しっかり笑いをとっていた。

　この日はほかに、AKB48公式盆踊りソングで渡辺麻友がセンターを務める「一歩目音頭」を初パフォーマンス。色とりどりの浴衣をまとって歌い、踊ったメンバーは「夏っぽいね」「メンバー全員で浴衣着ることなんてないからね」と大喜びしていた。

　NMB48兼AKB48の山本彩は、あす2日はNMB48の握手会で川栄の卒業セレモニーに出られないことから、川栄は「さやかちゃんとは最後なんですよ」としんみり。メンバーからさや姉（山本）に伝えたいことを聞かれた川栄は「（握手会）頑張ってね」とボケてみせ、山本は目をうるませながらも「お前がな」とエールを送っていた。

■現チーム千秋楽／新チーム初日
チームA：8月23日／11月25日
チームK：8月26日／11月30日
チームB：8月27日／11月27日
チーム4：8月24日／11月21日
チーム8：8月15・16日／9月5日「会いたかった公演」