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注目女優・清野菜名が見つけた演技の楽しさ「どんどん解放されていく」

 『機動警察パトレイバー』『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』など多数の作品を手がけ、日本のアニメ界を引っ張ってきた押井守監督。そんな奇才が手がけた最新実写映画『東京無国籍少女』(25日公開)で初主演を務めるのが、女優・清野菜名(20)だ。園子温監督作『TOKYO TRIBE』をきっかけに注目を集め、行定勲監督作「世田谷ラブストーリー」宮藤官九郎監督作『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』と出演作が急増。アクション女優としての注目ぶりは若手女優のなかではトップクラスといえる。

 映画『東京無国籍少女』は、心に闇を抱えた少女の憂鬱な日常とそれが崩壊する瞬間を、暴力と性的な描写を交えて描くサスペンス。若くして芸術の才能を認められながらも心を病む主人公役を清野が演じるほか、金子ノブアキ、りりィらが出演。清野が見せる存在感とアクションシーンに目を見張るとともに、ラスト15分に衝撃の展開が待ち受けると話題になっている。

 清野は、2007年に雑誌『ピチレモン』の専属モデルとしてデビュー。本人いわく「こんなに早くていいのかな」という映画初主演。「うれしかったけれど、いつもと変わらない気持ちで撮影に入りました。得意分野でもあるアクションがあったのがうれしかった」と当時の喜びを語る。アクションシーンの練習時間は実質2日間だったが、「妥協だけはしたくないなって思いました」と目に力を込めた。

 主演の重圧はなかったが、「台本には内容がざっくりしか書いていなくて、細かい感情がわからなかったんです。押井監督に聞いたら『これが完成だから』って(笑)。クランクインして現場の雰囲気とかを見て足していくものがあると思うって言われて、その言葉が自分の中で一番不安になりました」と苦悩も吐露した。

 同作をはじめ出演作が急増するだけでなく、名だたる監督たちから起用が続くが、現状について「私はとにかく今、自分の目の前にあるものに必死にしがみついている状態で、まだまだ経験がない。経験すればするほど自分のダメなところがたくさん見えてきて、すごく難しい世界だなって感じます」と反省点を述べる一方、新たに発見したという演技の楽しさは日々増している様子。

「いろんなキャラクターを演じさせていただいているので、自分がどんどん解放されていっている楽しさがある。前だと振り切れていない自分がいたけれど、徐々にそういうことがなくなってきてすごく楽しい」。

 同作でも披露しているアクションは、高校1年生のときに映画『バイオハザード』を観たのをきっかけに本格的に習い始めた。「(主演の)ミラ・ジョヴォヴィッチが犬と戦って壁を走って回るシーンが衝撃的で、アクション女優をやりたいっていうよりアクションをやりたいと思った」と話す。

 アクション女優として今後ますます活躍が期待されるが、なんと昨年12月までは、まだ居酒屋でバイトをしていたという。「忘年会のシーズンが大変で大変で(笑)。何があるかわからないので、まだ籍は置いてあります」と笑った清野。バイト時代のつらい思い出を笑い話にして紹介してくれるなど、おごらず飾らない人柄も魅力のひとつ。

バイトに籍を残すという“保険”は用意しているが、今後に向けて決意を語る。「大きい夢ですが、アクションでハリウッドにいきたい。言葉がなくても通じるものなので、すごくいいなと思います」と真っ直ぐ前を見据えた。



関連写真

  • 映画『東京無国籍少女』で初主演を務める清野菜名 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『東京無国籍少女』(C)2015東映ビデオ 

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