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深海が舞台のスリラー漫画『6000-ロクセン-』、ハリウッドで実写化始動

 兄妹による漫画家ユニット・小池ノクト原作のホラー・スリラー漫画『6000−ロクセン−』(幻冬舎コミックス)が米ハリウッドで実写化される。今後、『ブラック・スワン』『シャッター アイランド』といったアカデミー受賞作やメガヒット作を数多く手がけてきたプロデューサー、マイク・メダヴォイ氏と提携して、プロジェクトを推進していくことが、共同プロデュースするAll Nippon Entertainment Works(ANEW)より22日、発表された。

幻冬舎コミックスの長編スリラー『6000−ロクセン−』(作:小池ノクト)海外向けに実写化始動

幻冬舎コミックスの長編スリラー『6000−ロクセン−』(作:小池ノクト)海外向けに実写化始動

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 『6000』は、水深6000メートルの深海の石油採掘施設が舞台。謎めいた惨事で作業員たちが死亡し、操業中止となってしまってから3年後、再稼働させるために、新たな作業員たちが深海へ送り込まれることになる。緊迫した空気が張り詰める中、作業員たちは、閉ざされた環境、荒廃していく精神、そして深海に潜む、解き放たれた危険との闘いに挑む物語が展開する。原作漫画は日本に留まらず、フランス、イタリア、ポーランド、台湾などでも出版されている。

 「ハリウッド映画を観て育ち、自分もエンタテインメントを提供する仕事に就きたいと思って漫画家になった」と語る原作者の二人も、ハリウッドでの実写化を歓迎。「『6000』はアメリカの映像文化に対するオマージュであると同時に、どうしようもない環境に振り回されながらもがく、自分も含めた多くの人々への共感に根ざしたホラー作品です。やり残したことや行き届かなかった部分がアメリカのトップクリエーターの手によってどう料理されるのか、とても楽しみです」と期待を寄せる。

 メダヴォイ氏が携わってきた長編映画は320作を超え、世界での興行収入総額は数十億ドルを記録。アカデミー賞候補となった18以上の作品のうち、7作が受賞しており、ヒットメーカーの冠に名折れなし。11月13日に全米公開予定のチリの鉱山落盤事故の実話を描いたアントニオ・バンデラス主演『The 33』も手がける。

 深海にある石油採掘施設が舞台の『6000』も「緊迫感に即座に引きつけられました」とメダヴォイ氏。「この心理スリラー作品を世界中の映画ファンにお届けするのがとても楽しみです。また、この独創性の高い原作を発見し、リメイクに関する映像化権を確保して、その上で作品開発に向けて私たちと協働するために尽力してくれたANEWに感謝します」とコメントしている。

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  • 幻冬舎コミックスの長編スリラー『6000−ロクセン−』(作:小池ノクト)海外向けに実写化始動
  • ハリウッドのヒットメーカー、マイク・メダヴォイ氏が製作に参加
  • 兄妹による漫画家ユニット・小池ノクト

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