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オフィス北野、スイスの映画祭で快挙 日本からの受賞者は初

 ビートたけしこと北野武監督が所属するオフィス北野が、スイス・ロカルノで開催される『第68回ロカルノ国際映画祭』(8月5日〜15日)で「ライモンド・レッツォニコ賞」(ベスト・インディペンデント・プロデューサー賞)を授与されることが22日、わかった。授賞式は6日午後9時半(現地時間)に映画祭のメイン会場、ピアッツァ・グランデで行われる。

 2002年に設立された同賞は“リスクを負って映画作家をサポートしてきた勇気を讃えることを目的とする”と規定されており、重要なインディペンデント映画プロデューサー、または製作会社に授与されるもの。過去には『ラスト・エンペラー』のジェレミー・トーマス氏(英国)、『愛、アムール』のマールガレート・メネゴス氏(フランス)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』のアーノン・ミルチャン氏(米国)などのプロデューサーが受賞。日本からの受賞者は初となり、受賞について北野も「良かったね」と喜んでいる。

 オフィス北野は、1988年に北野武および北野と関係のあるコメディアンのテレビ出演のマネージメントを行うタレント事務所として設立。1991年に北野の3本目の監督作品『あの夏、いちばん静かな海。』より製作会社としての活動をはじめ、その後、監督兼俳優の全ての作品を製作してきた。

 その後、清水浩監督の『生きない』(1998)をはじめ、ほかの日本監督の作品の製作も開始。ホウ・シャオシェン監督の3作品をプロデュースしてきた市山尚三氏がオフィス北野に加わり、2000年以降はジャ・ジャンクー監督とのコラボレーションもスタートし『プラットホーム』(2000)『青の稲妻』(2002)『世界』(2004)『四川のうた』(2008)『罪の手ざわり』(2013)『山河故人』(2015)などを手がけた。

 同映画祭のアーティスティック・ディレクターのカルロ・チャトリアン氏は受賞理由について「オフィス北野が若い日本の監督たち、そしてジャ・ジョンクーのような重要な監督たちをサポートしてきたことによるもの」と説明。さらに同賞が「プロデューサーや製作会社が行ってきたことを広く認識させるとともに、彼らが選んできた道を継続することを願うためのものです」とし「オフィス北野は、この両面について完全に当てはまる製作会社であり、私たちはその輝かしい未来を願いたいと思います」とコメントしている。

 授賞式にはオフィス北野の代表取締役・森昌行氏、プロデューサー陣が出席予定。また、受賞の記念上映として北野武監督作品『HANA-BI』『Dolls[ドールズ]』、ジャ・ジャンクー監督作品『青の稲妻』が映画祭期間中に上演される。



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