俳優の千葉雄大が、8月1日と2日に茨城・国営ひたち海浜公園で行われる大型フェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015』のWOWOWの生放送でゲストMCを務める。ORICON STYLEのインタビューに応じた千葉が、女子を癒す“ヌクメン（ぬくもり男子）”や草食系男子といった、自身の“カワイイ”イメージについての率直な気持ちと、以前話題となった“モテない”発言の真意について語った。

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◆“ヌクメン”というイメージは、ないよりあったほうがいいのかな

――まず、昨年末の『COUNTDOWN JAPAN 14/15』に続き、夏フェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015』のゲストMCになった感想を。
【千葉】　『COUNTDOWN JAPAN 14/15』でのゲストMCが評価されたと考えると、WOWOWさんも見る目があるなと……というのは冗談で（笑）。僕は言われたことをやったり、思ったことを言っただけなんだけど、あの場にいたことが楽しくて。そんな“好き”って気持ちが伝わったのかなって思います。

――ちなみにMCをして良かったことや、役者活動への影響はあります？
【千葉】　MC経験がまだ少ないですが、バラエティ番組の出演も含めると、聞かれたことにパッと答えられるようになった気がします。

――条件反射がついたと。
【千葉】　そこは番宣のときも役立ってます（笑）。それ以外、例えば演技面では直接、変わったことはないかな。ただドラマとかを観てない人からも、「この間、あの（バラエティ）番組に出てたね、観てたよ」って言われたりするので、広がった部分はあるのかなと思います。

――ちなみに、千葉さんは女子を癒す“ヌクメン”とか、可愛い弟キャラ的に見られることが多いですが。自分ではどう感じてます？
【千葉】　自分ではわからないけど、イメージはないよりあったほうがいいのかなと。“ヌクメン”とか、面白いことを言うなと思いますし。

◆自分の半径1m以内では何も起きていない、だから本当にモテてない

――でも何度かインタビューさせていただいていると、千葉さんからは“可愛い”イメージの裏にある芯の強さを感じます。自分の好きなものに関しては、譲らない良い意味で頑固さがあるというか。
【千葉】　確かにそういうところはあるかもしれないですね。特にインタビューとかでは自分の思うことをちゃんと伝えようと思って、言葉の選び方もすごく考えるので余計、そういう印象を持たれるのかもしれない。

――その他にも、“実はこんな一面あります”的な、意外な部分はあります？
【千葉】　さっきも言いましたが、フェスとかでは結構、ガツガツしてるっていうか。“イエ〜イ”ってなっちゃいます（笑）。昔は恥ずかしくて、知らない曲がかかると“アワアワ”しちゃったりしてたけど、最近は引っ込み思案になったらもったいなと。周りを気にせず入り込めるようになりましたね。

――逆に、イメージどおりの“可愛さ”を自分で演じてしまうことは？
【千葉】　前は撮影で「可愛い感じでお願いします」とか言われると、どうしたらいいかわからなかったんですよ。でも最近は振り切って、（ぶりっこポーズで）“ニコ”みたいな、何でもできちゃうようになりました（笑）。ただ、僕、基本的に甘え下手なんですよ。慣れた人ならいいけど、初対面の年上の人はちょっと苦手。よく、「ごはん、食べに連れて行ってくださいよ？」とか、懐に飛び込んでいける人っているじゃないですか。それができない。だから実は、“可愛い”イメージで得したことってないんですよ。

――3月の『沖縄国際映画祭』のレッドカーペットでは“モテない”発言も話題になっていましたが、それも事実？
【千葉】　事実です。そう言うと、必ず「そんなことないでしょ、モテるでしょ」「いや、モテません」ってやりとりになるんだけど、そのくだりもちょっとウンザリみたいな（笑）。女性ファンの方がいないわけじゃないけど、自分の半径1m以内では何も起きていない。だから本当にモテてないんです。

――半径1m以内って狭すぎません？
【千葉】　そっか！ そこを大きくすればモテるのかもしれない。今後はちょっと守備範囲を広げてみます（笑）。

（文：若松正子）