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X JAPAN20年ぶりオリジナルアルバムが来年3.11発売 YOSHIKI明言「全曲新曲です」

 ロックバンドX JAPANのリーダー・YOSHIKIが現地時間4日、フランス・パリで開催された『JAPAN EXPO』にサプライズ出演し、2016年3月11日に『DAHLIA』(96年発売)以来、20年ぶりのオリジナルアルバムの発売を明言。さらに翌3月12日には英・ウエンブリーアリーナにてリリース記念ライブ、ドキュメンタリー映画の公開も併せて発表した。ORICON STYLEでは渦中のYOSHIKIに電話取材を敢行、その胸中を聞いた。

20年ぶりに新作を発売するX JAPAN

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 『JAPAN EXPO』のメインステージに突然姿を現したYOSHIKIに、詰めかけた観客からは悲鳴にも似た歓声が沸き起こった。興奮冷めやらぬファンに笑顔で応えたYOSHIKIは、3つの重大発表を口にした。ひとつめは、かねてから憶測が飛び交っているスタジオアルバムを来年3月11日に世界同時発売することを発表。ベスト盤を除くオリジナルアルバムは、これまでに『Vanishing Vision』(1988年4月 ※インディーズ盤)、『BLUE BLOOD』(1989年4月)、『Jealousy』(1991年7月)、『ART OF LIFE』(1993年8月)、『DAHLIA』(1996年11月)のわずか5枚。2007年の再結成後としては初となる。

 昨年、NYのマディソンスクエアガーデン公演を大成功させたことも記憶に新しいが、こちらも世界的に由緒ある、イギリスのウエンブリーアリーナにてアルバムリリースパーティー『#XDAY』と題したコンサートイベントを行うことを明かした。また、同イベント会場ではX JAPANのドキュメンタリー映画が世界初公開されることも併せて発表された。X JAPAN としてヨーロッパ公演が実現するのは2011年以来とあり、客席からは大きなどよめきが起こっていた。

 イベント終了後、ORICON STYLEの電話取材に応えてくれたYOSHIKI。開口一番、「お待たせしてしまってすいません(笑)。僕自身もやっと形になることが凄く嬉しいです」と、自身も20年ぶりのオリジナルアルバムを発表できることに喜びを隠せない様子。気になるアルバムの詳細については、「2010年の北米ツアーのタイミングでアルバムを出すつもりだったんです。その際は旧曲の英語詞バージョンを50%、新曲を50%で名刺代わりのアルバムを出そうと思っていたんですけど、その後、シングルとして新曲もかなり出来上がったので、だったら全曲新曲にしようかなって(笑)」と語る。

 これまで、様々な憶測が飛び交っては消えたX JAPANの最新アルバム。なぜ20年にも及ぶブランクが空くことになってしまったのか? 「ひとつは、僕自身の中で、時代がアルバムを求めていないのでは? シングルだけを聴く時代になってしまったのでは? という思いが生じたからなんです。もうひとつは、『楽曲はアーティストのモノ』ということを前提とした契約をより重視したかった。ですから、なかなか形になるまで時間が掛かってしまった。でも、ロックバンドというプライドのもとに、これだけ時間を費やしてきたのなら、やっぱり形にしないといけないんじゃないかって……」と、真摯な想いを明かしてくれた。

 また、気になる日本ツアーについては「それは必ず実現します(笑)。とりあえず、リリースイベントはイギリスで行いますが、世界各国でのライブ、もちろん日本でのライブも行いますので期待していて下さい」。

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  • イギリスのウエンブリーアリーナで行う『#XDAY』のライブポスター

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