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A.B.C-Z・塚田僚一、ジャニーズらしからぬ“アウト”ぶりでブレイク

 ジャニーズの5人組グループ・A.B.C-Zの“塚ちゃん”こと塚田僚一が、バラエティ界でブレイクの兆しを見せている。発端は5月に放送された『アウト×デラックス』(フジテレビ系)。この番組で塚田は、大ファンだというモーニング娘。の曲を全力で歌い踊り、性欲処理を自分でするのかという際どい質問にも「あっ、はい!」と元気いっぱいに回答。あまりに屈託のない“アウト”ぶりで、レギュラーの山里亮太に「ジャニーズの夜明けぜよ!」と言わしめた。大反響を受け、6月25日の『アウト×デラックス 夏の人事異動スペシャル』でレギュラー入りが決定。7月1日の『SASUKE2015』(TBS系)にジャニーズで初めて参戦するなど、ほかのバラエティ番組にも引っ張りだこ状態だ。

◆突き抜けた爽やかさとマッチョな肉体美

 塚田といえば、ジャニーズ随一のアクロバットグループ・A.B.C-Zのなかでも、とくに難易度の高いアクロバットを担うメンバー。トーク番組では主に“アウト”な一面がフィーチャーされているが、天使すぎる人柄で誰からも愛される天性のアイドルだ。

 街で遭遇したファンには、いつでも全力の“神対応”。また『アウト×デラックス』でマツコ・デラックスも指摘した通り、育ちの良さがにじむ所作や言葉遣いで、どんな話をしても下品にならない。突き抜けた爽やかさとマッチョな肉体美は、どこか“体操のお兄さん”を思わせる親しみやすさ。

 そのキャラクターを活かし、『PON!』(日本テレビ系)のエクササイズコーナーに“エクササイズ王子”として出演したこともあり、お茶の間向きのキャラクターであることをすでに証明していた。口癖は、「いつでもどこでもベストパフォーマンス!」「毎日がオリンピック!」。コンサートや歌番組はもちろん、トークやバラエティにもそんな体育会系マインドで取り組んでいるからこそ、見る側もつい応援したくなるのかもしれない。

◆ファン層が偏らず、老若男女の支持を広く得るポテンシャル

 “応援したくなる”魅力は、塚田が所属するA.B.C-Zの特徴でもある。2012年に異例の長い下積みを経てデビューした彼らは、CDではなくDVDデビューという事情もあり、これまであまり陽の当たらない存在だった。だが、全員が“いつでも全力”のマインドを持つ実力派の彼らは、スタッフや共演者からの好感度が非常に高いという。WORLD ORDERやaiko、ユースケ・サンタマリアなども「好き」と公言しており、ファン層が女性に偏りがちなジャニーズグループのなかで、老若男女の支持を広く得られるポテンシャルがある。

 塚田だけでなく、実はメンバー全員が“濃い”のも興味深い。華のあるビジュアルながら、掛け算九九も危ういド天然ぶりで愛される最年少・橋本良亮。知的で多才な正統派イケメンだが、突然の“奇行”でファンを翻弄する戸塚祥太。自らも“ジャニーズオタク”で、木村拓哉や松本潤のモノマネが絶品の河合郁人。最年長でダンスの名手ながら、私生活の無気力ぶりでメンバーにツッコまれる五関晃一。塚田というもっともインパクトのある存在が世間に見つかり、5月に発売されたアルバム『A.B.sea Market』がオリコン週間ランキング1位を獲得。8月3日スタートの昼ドラ『癒し屋キリコの約束』(フジテレビ系)には戸塚が出演するなど、確実に波はきている。

 グループの司令塔的存在である河合は、かつてSMAPの香取慎吾とコントで共演した際、「あの子(塚田)を大事にしたほうがいい」と言われたことを明かしていた。その予想が正しかったことが、これから証明されるのかもしれない。

 芸人顔負けの強烈なキャラクターを持つジャニーズが増えているいま、もはや“ジャニーズなのに○○”と言われるのは珍しいことではない。塚田のほかにも、『世界の果てまでイッテQ』(日本テレビ系)でのハジけぶりが人気のNEWS・手越祐也、音痴を逆手に取ってお茶の間に浸透した舞祭組、突き抜けた王子様キャラのSexyZone・中島健人などがバラエティで人気を集めている。グループがジャニーズファン以外の一般層からも親しまれ、長く愛されていくためには、メンバーにこうしたキャッチーな存在がいることは大きな強みとなるに違いない。

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