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『まれ』で注目の清水富美加、素の天然キャラと役のギャップが魅力

 放送開始以降、20%前後の高視聴率が続くNHK連続テレビ小説『まれ』。土屋太鳳の演じるヒロイン・津村希が、パティシエを目指して奮闘する姿が清々しいが、脇を固める登場人物たちも魅力的だ。なかでも、希の能登での親友・蔵本一子役の清水富美加による、ハツラツとした美少女ぶりが話題となっているが、反面、ツイッターでの発言など個性的な一面でも注目を集めている。ニッポン放送『清水富美加のオールナイトニッポンR』(7月25日 深3:00〜)に初出演することも決定したが、清水富美加とは、いったいどんな女の子なのだろうか。

◆「三粒入りの枝豆の真ん中になりたい…」清廉な外見と内面のギャップに驚きも

 『まれ』で清水が演じる一子は、東京に強い憧れを持ちモデルオーディションを受け続けたが合格できず、パティシエ修行のため横浜に出た希に刺激され、大阪でブティック店員となる。同級生だった紺谷圭太(山崎賢人)を巡り、希と三角関係にもある。そんな一子に対し、視聴者から「ポニーテールが可愛い」「元気良くて朝からテンションが上がる」といった声が多く寄せられた。

 そこで興味を持って視聴者が清水のブログやツイッターを見ると、驚くことになる。「三粒入りの枝豆の真ん中になりたい」「まじ怖い…準備しなきゃなのにソファが私を離さないという怪奇現象が起こってる」「このタイミングを逃せば向こう三ヶ月コロッケそばが食べれないでしょう。気持ち口にせず走り出すよ コロッケそばの道 略して“コロway”」(原文ママ)などと、シュールでおかしな文章が並び、清廉な外見とのギャップに驚かされる。だが、もとから清水を知る人には、むしろ彼女らしいと映っている。

 現在20歳の清水の芸能界入のきっかけは、中学2年生のときに受けた『レプロガールズオーディション』。モデル系美女ぞろいの出場者たちのなか、将来の夢を「身長2mになりたい!」と叫んだり、特技と称して東急ハンズで買ったセットでマジックを披露し、「グッドキャラクター賞」を受賞。清水は「当時は学校でも大声で騒いでいて、休み時間は廊下で相撲を取って、“必殺カルビ焼き”という技があったんです」などと話していた。デビュー後もヴィジュアルの良さからジュニアファッション誌の専属モデルや『ミスマガジン2010』のひとりに選ばれる。その一方で、モノマネ50ネタの習得を個人的目標に掲げ、松浦亜弥のマネをするはるな愛のマネなどを自らマネージャーに見せていたという。

◆キャラを活かし、女優とバラエティの二刀流での活躍に期待

 ドラマで最初に大役を演じたのは『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)。福士蒼汰の初主演作で、清水はヒロイン役。このときのオーディションでも、「友だちがライダーに変身して驚く」様子を演じる課題に対し、イスに頭をぶつけながら部屋の隅から隅まで床をゴロゴロ転がり、強烈なインパクトを残したという逸話がある。これまでの『仮面ライダー』シリーズのヒロインは清楚な役柄設定が多いが、『フォーゼ』では清水の個性に合わせ、「宇宙キター!」と叫ぶ異色の快活なヒロインとなった。

 清水は、『勇者ヨシヒコ』シリーズや『コドモ警察』などで知られる福田雄一監督の映画『HK/変態仮面』でヒロインを演じ、福田氏が脚本の『4夜連続ドラマスペシャル 恋の合宿免許っ!』(フジテレビ系)で初主演を果たした。福田監督は清水を「漫画みたいな喜怒哀楽を顔で表現できる希有な女優さん。天然なのか狙いなのか、よくわからない演技が最大の魅力」と評していた。

 当初、モデル志望だった清水は、そこからバラエティ志向に傾き、『フォーゼ』を1年続けて演技への意欲が強まったという。『まれ』の一子役では、今までのような素を活かした面白さというより、女優として著しい進境を見せている。主演の土屋、もうひとりの親友役・門脇麦と若手実力派の2人と並んでも存在感で引けを取らない。都会への憧れと裏腹の不安、つき合っている圭太にどう接されても苛立った態度をとってしまうところなど、若い女性のリアルな葛藤に見える。そのぶん、素の面白さとのギャップが広がり、彼女自身がよりユニークな存在に際立ってきた。最近では松岡茉優など、演技力が高いうえにバラエティでも味を出す若手女優が出てきているが、清水も話の受け答えに頭の回転の速さを感じさせることからも、女優とバラエティの二刀流での活躍が期待される。

(文:斉藤貴志)



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