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女子高生がパンチパーマで大暴れ アクション界に新星現る

 映画『TOKYO TRIBE』(園子温監督、2014年)のヨン役でアクロバティックなアクションを披露し、“小学生の男の子”と勘違いされて話題になった女優の坂口茉琴(18)。出演最新作は三池崇史監督の『極道大戦争』(20日公開)で、「今回も男の子役。まだ、映画で女の子の役をやったことがないんです」とあどけない笑顔を見せる。しかも、今回はパンチパーマをかけて登場。身長148センチの小さな体で、斧を振り回したり、走行する車に飛び乗ったり、でっかく暴れまくっている。

 「衣装合わせの時に、初めて三池監督にお目にかかって、パンチパーマの男の子の役だよ、と聞かされて、えっ!パンチパーマ?と驚きました。2時間かけてパーマをかけ、撮影に臨みました」と坂口。“地毛”で伊沢マサル役になりきった。しかし、撮影当時の彼女は現役女子高生。「学校には…、カツラをかぶって通っていました(笑)。撮影後、髪を伸ばして、いまの状態に戻すのに半年以上かかりました」と笑う。

 子どものころから体を動かすことが大好きで、ブレイクダンスにはまり、アクションにも興味を持つようになった。映画『魁!!男塾』(2008年)の監督・脚本・主演の三役を務めるなど、歴戦のアクション俳優・坂口拓に憧れ、弟子入り。『TOKYO TRIBE』には、坂口拓がアクション監督を務めていた縁で、園監督の目に留まり、急きょ出演が決定。すでに出来上がっていた脚本を書き替え、ヒロインのスンミ(清野菜名)とともに大男たちに立ち向かうヨンを演じた。

 『TOKYO TRIBE』で彼女が見せたアクロバティックな本格アクションに、三池監督が衝撃を受け、『極道大戦争』への出演をオファーにつながったという。奇しくも日本の映画界をリードする二人の映画監督の起用に応えることとなったのだ。

 『極道大戦争』は、ここ数年、有名原作をもとにした大作が続いていた三池監督が「この辺りで一度原点に戻りたい」と、原作なしのオリジナル企画に敢えて挑んだ作品。“ヤクザ映画+ヴァンパイア映画”という混沌とした世界観に、三池流ブラックユーモアをちりばめ、暴走の限りを尽くして完成させた。主演は俳優の市原隼人。ヤクザ・ヴァンパイアがカタギの血を吸うと、カタギはヤクザ化して無限に増殖を重ね、やがて圧倒的多数となったカタギ・ヤクザとリアル・ヤクザの戦いがぼっ発する。さらに最強の敵KAERUくんが襲来し、先の読めないストーリーが展開する。

 「市原さんを先頭に、ヤクザ化した人たちみんなで一列になって歩くシーンがあるのですが、女子高生やナース、警察官、着物をきた人…、いろいろな人がいて、皆、武器を持っていて、おかしくてたまらなかったです(笑)。現場はいつもキャラが渋滞している感じで、すごく楽しかったです」と茉琴。

 彼女が演じるマサルは、借金苦で一家心中を図ろうとしていたところを神浦組を率いる神浦玄洋(リリー・フランキー)に助けられたものの、その神浦を狙う刺客に父親を無残に殺害されたことで、ヤクザ・ヴァンパイアとなって復讐する役どころ。

 「ヤクザ・ヴァンパイアに噛まれる前と後のギャップを出したいな、と思って。世界観がぶっ飛んでいるから、思いっきり、振り切った感じでやらせていただきました」と、劇中では大斧を振り回して暴れ狂っている。

 アクションをしている最中が、かっこいいアクションを考えている時が、「楽しい」という。「アクション俳優としてデビューすることができたので、自分ができることをとにかくやってみたい。キャストとして出演するだけでなく、アクション部のスタッフとして裏方の仕事をするのも楽しいです」。

 そんな茉琴にも弱点が…。「実は運動神経はそんなに良くないんです。水泳は25メートルを泳ぐのがやっとですし、走るのも遅い。最近、師匠(坂口拓)がプレゼントしてくれたおかげで、自転車にやっと乗れるようになりました」とくったくのない笑顔で話していた。

関連写真

  • こんなに笑顔がかわいい坂口茉琴だが、アクションのセンスは抜群 (C)ORICON NewS inc.
  • 劇中では復讐に燃える男を熱演  (C) 2015「極道大戦争」製作委員会
  • アクションに特化したスタントの仕事にも意欲を示していた(C)ORICON NewS inc.
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