女優のミムラがこれまでに執筆してきた書評、エッセー、公式サイトの文章などを一冊にまとめたエッセー集『文集』(SDP)が7月4日に発売される。注目は、100ページを超える書き下ろしエッセー。演技未経験にもかかわらず、いきなり“月9”ドラマ『ビギナー』(2003年、フジテレビ)のヒロインに抜てきされた女優デビューの裏話から、休業と復帰を経て、現在に至るまで、12年間に出演した43作品を振り返り、当時の苦悩や葛藤などが赤裸々につづられている。 ミムラは、文芸誌に純文学デビューして話題の又吉直樹(ピース)に勝るとも劣らない読書家で、ひと月に200冊もの本を読むこともあるという。読書によって培われた“文才”は知る人ぞ知るもので、新聞や雑誌などへの寄稿も多い。
2015/06/18