日本を代表するギタリスト・Char（59）が15日、東京・日本武道館にて還暦前夜のアニバーサリーライブ『〜The 六十 th Anniv.〜“ROCK 十”CHAR LIVE IN 日本武道館』を開催。一夜限りの記念ライブには、布袋寅泰、奥田民生、松任谷由実、福山雅治、山崎まさよしら大物アーティストが次々と祝福にかけつけ、夢の競演を果たした。

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　今回、出演したのはこのほかに、泉谷しげる、佐橋佳幸、ムッシュかまやつ、ハマ・オカモト、佐藤タイジ（THEATRE BROOK）、Charの長男でRIZEのJESSEといったメンバー。Charが先月22日に発売した還暦を記念した新アルバム『ROCK ＋』（ロック・プラス）では、子：泉谷、丑：佐橋、寅：布袋、卯：ムッシュ、辰：石田長生、巳：奥田、午：松任、未：佐藤、申：JESSE、酉：福山、戌：宮藤官九郎、亥：山崎らそれぞれの干支生まれのアーティストが楽曲を書き下ろしている。

　還暦“前夜祭”となる同ライブでも、アルバム収録曲を干支の順に各アーティストが登場。Charの熟達したギターテクニックと還暦前とは思えないほどの力強い歌声、それぞれのアーティストが繰り広げる多彩な音楽で会場の8500人は大熱狂。歓声を浴びたCharは「まだ59だけど、あと10年位50代やってやる！」と宣言。アンコールの「Shinin'You Shinin'Day」では出演者が一同に介し、会場のボルテージは最高潮に。約2時間半で全17曲を披露した。

　一部・二部制となるライブの間には、各アーティストからのビデオコメントが寄せられ、松任谷は「60歳はすこすこいっちゃっていい感じなんですって。でも63歳くらいになると重くて暗い扉が開くらしいよ。もし、落ち込むことがあれば、私のような1コ上の姉さんがいると思い出して。お互い頑張りましょう」と激励。福山は「80歳、90歳のCharさんが、あのいたずらっぽい笑顔でどんな歌やギターを聴かせてくれるのか楽しみ」と期待していた。