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朝ドラ『まれ』で注目の田中泯、地上波民放ドラマ初出演 決め手は「堤真一」

 NHKの連続テレビ小説『まれ』に塩田の職人役で出演し、注目を浴びているダンサーの田中泯(70)が、7月スタートのフジテレビ系ドラマ『リスクの神様』に出演することがわかった。映画やNHK、WOWOWのドラマへの出演はあったものの、地上波の民放ドラマに出演するのは今作が初めて。その決め手となったのは、「堤真一さんが主演するドラマであるということです。それ以外にないですね」と笑った。

 堤とは、映画『地下鉄に乗って』(2006年)以来の共演で、プライベートでも親交が深いという。田中の出演決定を受けて、堤は「仕事でご一緒できることは、なかなかないので、泯さんが選びに選んだ作品でご一緒できるのは光栄です」と歓迎。田中は台本を読んで「こういうドラマをやらなくてはいけない」と話していたといい、堤も「ドラマの内容が、僕の恋愛話だったら、出演いただけていないと思います」と笑わせた。

 同ドラマは、トラブルに巻き込まれた企業や個人、その家族を救う、危機管理専門家たちの活躍を描く。堤が演じる主人公・西行寺智は、伝説の危機管理専門家で、日本最大の商社・サンライズ物産の危機対策室長として雇われることとなる。

 一方、田中が演じるのは、病を抱えた車いすの老人・関口孝雄。第1話のラストで、彼の背景にあるものの一端が明らかにされるが、謎に包まれたミステリアスな役どころで物語に絡んでくる。

 日本を代表するダンサーとして国内外で公演活動を行ってきた田中が、初めて映像作品に出演したのは映画『たそがれ清兵衛』(2002年)。「映像作品については、一度出たら辞めようと思っていた」らしいが、同作で『第48回キネマ旬報賞』新人男優賞、『第26回日本アカデミー賞』最優秀助演男優賞・新人俳優賞を受賞するなど、その圧倒的な存在感が多くの人の目にとまり、その後も、映画では『メゾン・ド・ヒミコ』(05年)、『外事警察 その男に騙されるな』(12年)、『永遠の0』(13年)など、ドラマでは『ハゲタカ』(07年、NHK)などに出演。今年4月から『まれ』に出演し、さらに注目を集めている。

 ダンサーと役者の違いについて田中は「ダンサーは、“空っぽ”が原則で、そこにいろいろな人格が入り込んでくるというのが、ダンサーの質感で、“私は○○です”というように自己主張するようなダンスは駄目ですね。役者は基本的に“器”だと思っています。その“器”に役が入ってきて、声も顔も自分のものだけれど、その人になるというのが役者の使命だと思うので、表現の上でははっきりと差異はありますが、体の中に自分以外のものが入ってくるという意味では、ダンサーと役者は近いものがあるのではないかと思います」と独自の見解を語る。

 「映像の仕事をやるようになって、余計にダンスが面白くなってきました。一つの役柄を演じるごとにすごく情報が残るので、僕の中にたまっていくものがいっぱいあって、ダンスの中でそれらが顔を出してくれることがすごくうれしいです」と話していた。



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