俳優・永瀬正敏（48）と女優・樹木希林（72）が30日、都内で行われた映画『あん』初日舞台あいさつに出席した。この日は主題歌「水彩の月」を担当する歌手・秦 基博も登場し、生歌を披露。歌声に心揺さぶられた永瀬は「（自身が演じた）千太郎の気持ちで聞いてしまうので」と思わず樹木とハグ。樹木も「あぁ…本当にありがとうございます」とうっとり感激していた。

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　ドリアン助川氏（52）による同名小説を実写化した同作。どら焼き屋『どら春』の雇われ店長・千太郎の前に、ある日そこで働くことを懇願する老女・徳江（樹木）が現れる。徳江のつくったつぶあんはあまりにも美味しく、店は繁盛するが心ない噂が2人の運命を変えていく、というストーリー。

　舞台あいさつ中、樹木は「秦さんの使っていたマイクと交代していいですか？」と突然、提案。「だって、口にマイクをくっつけてしゃべっているんだもの」とお茶目に明かすと、秦は驚きながらも「胸がきゅんとする。恋かな？」と笑わせていた。

　ほかに、浅田美代子（59）、兼松若人（34）、河瀬直美監督（46）も登壇。この日は河瀬監督の誕生日だったこともあり、特製のどら焼きケーキがふるまわれ、樹木らを喜ばせていた。