CAはTOEIC700前後? 就活で求められる英語力

 2012年に「英語の社内公用語化」を掲げ大きな話題となった楽天をはじめ、近年の就職活動には英語力が大きなポイントになると言われている。とはいえ、英語力だけで勝ち抜けるほど就職戦線は甘くない。就活に必要な要素とは? 求められる最低限の英語レベルは? 今も昔も花形職業であり、英語力も求められる航空会社のキャビンアテンダント(CA)を例に、その内情を探る。

 話をうかがったのは元CAで、CA養成の経験も豊富な木野本美千代先生。毎年国内で1、2を争うほど数多くのキャビンアテンダント(CA)を輩出している関西外国語大学で、航空会社向けの就活講座『エアライン受験対策』で教鞭を取り、多くの女子学生たちをCAの世界に送り出している。英語力の向上については外国語大学である同大の得意分野だが、この“エアライン就活講座”ではCAの就職活動に必要なマナーや立ち居振る舞い、メイクを含めた身だしなみについて指導。一般企業の就活とは異なる、“CAならではのポイント”をアドバイスしている。

 CAに求められる英語力について、木野本先生は「採用試験応募要項を見ると、JALがTOEIC600点以上です。ANAは英語力についての記載はありませんが、過去の経緯からTOEIC600点以上を基本としていることは間違いないと思います」と語る。実際に、これまでの関西外大の内定者はTOEIC700前後が平均となっており、高い英語力が求められていることは間違いない。

 また、英語面接も気になるところだが、「JALでは過去に実施していましたが、ここ数年は、国語、数学とともに、英語の筆記テストが行われているのみです」(木野本先生)とのこと。また、英語でのていねいな表現方法は、入社後のトレーニングで身に付けるという。

 日本でTOEICプログラムを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会によると、2014年度のTOEICプログラム3テストの合計受験者数は約262.9万人となり、過去最高であった2013年度の実績(258.5万人)を更新している。今後、就職活動にはますます英語力が欠かせないものになっていきそうだ。



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