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『第19回手塚治虫文化賞』贈呈式 新生賞・大今良時氏が涙で喜び

 『第19回手塚治虫文化賞』の贈呈式が22日、東京・朝日新聞本社で行われ、マンガ大賞を受賞したほしよりこ氏、新生賞の大今良時氏、短編賞の吉田戦車氏、特別賞のみつはしちかこ氏が出席した。

『聲の形』(講談社)で『第19回手塚治虫文化賞』新生賞を受賞した大今良時氏 (C)ORICON NewS inc.

『聲の形』(講談社)で『第19回手塚治虫文化賞』新生賞を受賞した大今良時氏 (C)ORICON NewS inc.

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 贈呈式のスピーチでは、『逢沢りく』(文藝春秋)で大賞を受賞したほし氏は「本当にありがとうございます」と受賞を喜び、『聲の形』(講談社)で新生賞を受賞した大今氏は「手塚先生のような”残るマンガ”を描いていきたいです」と涙ながらに感謝の言葉を述べた。

 『小さな恋のものがたり』(学研パブリッシング)で特別賞を受賞したみつはし氏は「はじめてこの作品を見てもらったのが、手塚治虫先生だった、先生に褒めてもらって、自信を持って出版社に持って行った」と手塚治虫さんとのエピソードを語った。

 また、授賞式後には、短編賞を受賞した吉田氏と9年前に『女いっぴき猫ふたり』で同賞を受賞している妻の伊藤理佐氏との記念対談を実施。鉄腕アトムをモチーフにしたトロフィーが贈られた吉田氏は「家にアトムが2体になってしまって」と夫婦での受賞を喜びつつ「片方をウランちゃんに改造しようかな」と冗談を交え笑わせた。

 同賞は“漫画の神様”手塚治虫氏の志を継いで漫画文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社が1997年に創設。今回の対象作品は、2014年に発売された単行本で、専門家や書店などによる推薦を参考に、8人の社外選考委員のポイント投票により選考が行われた。

■過去3年の「マンガ大賞」受賞作
2014年:羽海野チカ『3月のライオン』(白泉社) 
2013年:原泰久 『キングダム』(集英社)
2012年:岩明均 『ヒストリエ』(講談社)

関連写真

  • 『聲の形』(講談社)で『第19回手塚治虫文化賞』新生賞を受賞した大今良時氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第19回手塚治虫文化賞』短編賞を受賞した吉田戦車氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 妻の伊藤理佐氏と対談をする吉田戦車氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第19回手塚治虫文化賞』の贈呈式 (C)ORICON NewS inc.

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