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ちゃんと理解していないと逆に危険? 自動車の「自動ブレーキ機能」

 今月は、自動車税の納入期間(期限は6月1日)。届いた通知書を見て、「出費が財布につらいなぁ」と毎年のように感想を漏らしている人も多いことだろう。しかし、自動車に関して「つらい」といえば、何より交通事故だ。いや、つらいで済むならまだいい。重大なものになると、当事者は家族をも巻き込んで大変な事態に陥る。ぜひ安全運転を心掛けて、無事故を続けたいものだ。そこでいま注目されているのが「自動ブレーキ機能」。自動車各社がこぞって導入を進めており、いまやすでに多くのクルマに設置されている。

 しかし、システムは正しく理解してこそ、その役割を果たしてくれるもの。この機能に対しての誤った理解が過信を引き起こすこともある、という懸念の声もよく聞かれる。そして、どうやら多くの運転者は実際に間違った認識を持っているようだ。

 5月20日の「交通事故死ゼロを目指す日」に合わせて、ORICON STYLEでは運転免許を保有する全国の10〜60代の男女1000名を対象に、「運転支援システムに対する認知・理解度調査」を実施した。それによると、「自動ブレーキ機能」の存在を知っていると答えた796人のうち、“この機能で回避できる危険にどんなものがあるか?”という質問に対し、「前方車の急ブレーキ」と答えた人が57.5%、「歩行者との衝突」「自転車との衝突」を挙げた人がそれぞれ40.2%となった。

 しかし、実はこれらは各車が搭載しているシステムの性能によって大きく違いが出てくる部分で、歩行者や自転車に対して機能しないシステムも多くあるということもご存じだろうか。自動車評論家のまるも亜希子氏によると、「『自動ブレーキ機能』とひと口に言っても、自動車によってその機能はまるで違います。大きな違いを生み出しているのが、前方のセンシング方式。ミリ波レーダーや赤外線レーダー、カメラ方式があり、それぞれ長所と短所を持っています」という。また、『日経Automotive』編集長の林達彦氏は、「タイプを大きく分けると、車両だけを検知するものと、歩行者や自転車なども検知できるものがあるし、各メーカーによって、作動する条件、例えば速度範囲や対象物などが違う」と説明。しっかりと理解していなければ、逆に危険であることがわかった。

「じゃあ、どのメーカーのものがより安全性が高いの?」というのも気になるポイント。これについて、先述の2人は「スバルのアイサイト」と「ボルボの自動ブレーキ機能」を両者揃って挙げた。まるも氏は「予防安全性能アセスメント(JNCAP)の予防安全性能評価では、スバルのアイサイトはすべての評価車種で満点に近い点数をあげ、最高ランクを獲得しています。アイサイトは、ステレオカメラ方式を採用しており、これまで識別が難しかった動く歩行者や自動車、バイクも識別できるため、大きな期待を寄せています。また、ボルボが開発した自動ブレーキ機能は、事故率が非常に高い交差点における出会い頭での衝突を防止するもので、画期的だと思います」と語る。

 自動ブレーキ機能は、本当に便利で有用なシステム。これからもますます普及が進んでいくはずだ。しっかりと性能を理解して、ぜひうまく活用していきたいものである。



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