2012年11月に亡くなった国民栄誉賞受賞の大女優・森光子さん(享年92)をしのぶ会が7日、都内ホテルで開催され、森さんと生前交流のあった王貞治氏、タレントの萩本欽一、黒柳徹子、森喜朗元首相ら1000人以上が出席した。
しのぶ会の前には、森さんの遺志により創設された『森光子の奨励賞』の授賞式も開催された。同賞は、森さんが一つの道に熱意をもって歩まれる若人が好きだったことから、受賞者の奨励を目的として新設されたもので、初代受賞者は歌舞伎俳優の中村勘九郎、七之助が選出された。
王氏から発表され、ステージに登壇した勘九郎は「大好きな森先生の賞。本当にうれしく思う。父と祖父に感謝します」としみじみと語り、森さんと共演したときを回顧し「森先生がアドリブを言うんです。“何でもきなさい”という目をしている。舞台上であの目を見て、大好きになってしまった」と思い出話を明かした。さらに「ずっといてくれるものだと思っていたので、亡くなって先生から(公演の)初日のお花が届かなくて、『あぁ、森先生は逝ってしまった』と思った」と声を震わせた。
七之助は、報道陣から「結婚について森さんがご心配をされていた」と聞くと「ちゃんとしないといけない。恋愛も結婚も大切ですが、いまは自分の芸を大切に突き進んでいく」ときっぱり。「芝居を愛して務めることが、何よりの恩返しになる」と力を込めた。
同賞は、毎年5月に受賞者を選出し、発表していく予定だという。なお、功労賞として特別に「森光子 花のこころ賞」も用意され、森さんが主演を務めた舞台『放浪記』のスタッフたちに送られた。
会場にはそのほか、石井ふく子氏、堺正章、北大路欣也、小松政夫、秋元康氏、美空ひばりさんの息子・加藤和也氏らが出席した。
しのぶ会の前には、森さんの遺志により創設された『森光子の奨励賞』の授賞式も開催された。同賞は、森さんが一つの道に熱意をもって歩まれる若人が好きだったことから、受賞者の奨励を目的として新設されたもので、初代受賞者は歌舞伎俳優の中村勘九郎、七之助が選出された。
王氏から発表され、ステージに登壇した勘九郎は「大好きな森先生の賞。本当にうれしく思う。父と祖父に感謝します」としみじみと語り、森さんと共演したときを回顧し「森先生がアドリブを言うんです。“何でもきなさい”という目をしている。舞台上であの目を見て、大好きになってしまった」と思い出話を明かした。さらに「ずっといてくれるものだと思っていたので、亡くなって先生から(公演の)初日のお花が届かなくて、『あぁ、森先生は逝ってしまった』と思った」と声を震わせた。
七之助は、報道陣から「結婚について森さんがご心配をされていた」と聞くと「ちゃんとしないといけない。恋愛も結婚も大切ですが、いまは自分の芸を大切に突き進んでいく」ときっぱり。「芝居を愛して務めることが、何よりの恩返しになる」と力を込めた。
同賞は、毎年5月に受賞者を選出し、発表していく予定だという。なお、功労賞として特別に「森光子 花のこころ賞」も用意され、森さんが主演を務めた舞台『放浪記』のスタッフたちに送られた。
会場にはそのほか、石井ふく子氏、堺正章、北大路欣也、小松政夫、秋元康氏、美空ひばりさんの息子・加藤和也氏らが出席した。
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2015/05/07