• ホーム
  • 映画
  • 『スター・ウォーズ』最新作を支えるウーマンパワー

『スター・ウォーズ』最新作を支えるウーマンパワー

 きょう“5月4日”は、世界中に熱狂的なファンをもつ映画『スター・ウォーズ』の“May the Force be with you(フォースと共にあらんことを)”という劇中の有名なせりふと、 “May the 4th”の語呂合わせから、日本記念日協会も認定する「スター・ウォーズの日」。

【写真】その他の写真を見る


 先月30日には、10年ぶりの新作となる映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)の「KICKOFF MEETING」が都内で開催され、プロデューサーを務めるキャスリーン・ケネディと、同作のヒロイン・レイ役のデイジー・リドリーが来日して作品をアピールした。

■映画界の巨匠たちの陰に敏腕女性プロデューサーあり

 キャスリーンは、スティーブン・スピルバーグの右腕として働いた敏腕プロデューサー。2012年にジョージ・ルーカスからルーカス・フィルムの共同会長に任命され、『フォースの覚醒』での監督選び、キャスティングに大きくかかわることになった。そして、本作で3人目の天才、J.J.エイブラムス監督の作品をプロデュースするという希有な経験を持つ。

 キャサリーン自身も「これだけラッキーなキャリアを持った人はいないのではないかと思います」と自覚しており、「ここだけの話ですが、時々スティーブンが懐かしいと思う時もあります」とユーモアを織り交ぜながら映画界の巨匠たちとの“なれそめ”を語った。

 「スティーブンとルーカスは大学時代からのライバルであり良き友人。二人に初めて出会った時、私はまだ20代でしたし、彼らも30歳そこそこで、当時は“巨匠”ではなく、“巨匠になるポテンシャルを持った人たち”でした。彼らとは映画製作をとおして友情で結ばれ、一緒に仕事し、成長してきました。そのグループに私の夫フランク・マーシャルもいたわけですが(笑)。スティーブンやルーカスとも友情と仕事仲間としての信頼関係が続いているのです」。

 良い関係性を続ける秘けつは、「間違っているところは指摘すること」ときっぱり。年齢を聞けば「61歳。今年62歳になります」。才色兼備、魔法をかけたように美しい容姿はまさに“美魔女”。「両親の遺伝子がいいのかしら(笑)。楽しいことをいつもしているし、それが仕事でもあるから、気持ちも若いままでいられるんでしょうね。ティーンエージャーの娘がニ人いるのでその影響もあるかもしれませんね」と気さくに話し、記者が持っていたカメラを見て「いいカメラね、どこの?」と、好奇心旺盛な一面ものぞかせた。

 「私はチャレンジが大好きな人間ですので、スター・ウォーズの新たな困難にぶつかることに大変興奮しています。『フォースの覚醒』から始まる、新しい世代に向けた新たな3部作は大きなチャレンジであり、こんなに楽しい思いをして仕事にとりかかるのは久しぶり」とワクワクしている気持ちがあふれ出ていた。

■現代のシンデレラガールは怪力の持ち主!?

 ワクワクしている気持ちでは、デイジーも負けていない。「私も2つのティザー映像しか観ていないので、ファンの皆さんと同じくらい『観たい!』という気持ちでいっぱいです」と前のめり気味に話す。彼女は、今回、オーディションでレイ役を射止めたシンデレラガールだ。

 オーディションの時の様子をキャスリーンは「部屋に入ってきた途端に、『レイ役は彼女だ』という感じを受けました。私たちが求めているクオリティ、素質をすべて備えていると直感したのです。しかも、オーディション時に彼女が話したのは家族のことだけ。お母様や姉妹と深い絆で結ばれていると感じました。それこそ『スター・ウォーズ』が貫いている精神なので、『あぁ、この人だ』と思ったのです」。

 デイジーは、英国・ロンドン生まれ。英国のテレビドラマや映画『Scrawl』(2015年)に出始めたばかりの新人女優が大抜てきされた。水泳、自転車、スケートなどを得意とし、ダンス、バレエ、タップダンス、歌もハイレベルだといわれる。

 「出演が決まってから3ヶ月、ずっとトレーニングをしながらクランクインを待ちました。もともと運動神経は良いほうだと思っていましたが、とにかく、さまざまなトレーニングが必要でした。長い棒を武器とする棒術とかね(笑)。おかげで、肉体的にも精神的にもレイになることができましたし、いまでもワークアウトは続けています。ウエイトリフティングで、70キロを持ち上げられるわ!」と笑いながら話したデイジー。

 キャスリーンから「ボーイフレンドが恐れをなしているらしいわ」とからかわれると、デイジーは大笑いしながら「ヒロイン役ということで、初めはものすごく緊張しましたけど、撮影現場が『スター・ウォーズ』へ愛情や情熱、希望にあふれていて、その中にいることが心地よくて、落ち着いて取り組むことができました」と自信をみなぎらせていた。

 日本のアニメや漫画に興味があるというデイジーから「最近、『千と千尋の神隠し』を観たばかりなの。『AKIRA』も面白いわね。ほかに何かおすすめはないかしら」と逆質問を受けた。とにかく、好奇心旺盛、ウーマンパワー全開の二人に新作への期待ががぜん高まった。

※ちなみに、その場にいたほかの記者と『新世紀エヴァンゲリオン』『進撃の巨人』をすすめました。

■キャスリーン・ケネディ略歴
 サンディエゴ州立大学で映画製作を学び、サンディエゴのテレビ局で番組制作に携わった後、ハリウッドに移り、スピルバーグの映画『1941』(1979年)にジョン・ミリアス(製作総指揮&脚本)のアシスタントとして参加。それをきっかけにスピルバーグと組むようになり、映画『E.T.』(1982年)で初のプロデューサーを務めた。同年にはスピルバーグ、のちに夫となるフランク・マーシャルとともに映画製作会社アンブリン・エンターテインメントを設立。以降のスピルバーグの監督作品&製作作品のほとんどをプロデュースしてきた。



関連写真

  • 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)プロデューサーのキャスリーン・ケネディとデイジー・リドリー (C)ORICON NewS inc.
  • 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)メイン(C)2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
  • 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)レイ役のデイジー・リドリー(C)2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
  • 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)新キャラクター「カイロ・レン」(C)2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
  • 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)新キャラクター「カイロ・レン」(C)2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
  • 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)ミレニアム・ファルコン(C)2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved

オリコントピックス