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蜷川幸雄氏の演出『マクベス』17年ぶり上演へ 市村正親「驚き! そして歓喜!」

 演出家・蜷川幸雄氏(79)が手がける舞台『NINAGAWAマクベス』(9月7日〜10月3日※30回公演)が、東京・Bunkamuraシアターコクーンで17年ぶりに上演されることが27日、わかった。今年80歳を迎える蜷川氏は「この作品は、ヨーロッパデビューした作品で僕にとってとても印象深い作品です。いつか再演をしたいと思っていたのでうれしいです」と喜んでいる。

NINAGWAマクベス

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 1980年2月に日生劇場で上演し、1985年3月には国立文楽劇場、同年8月には、オランダとイギリスのヨーロッパ公演を行い、その後もカナダやアメリカといった各国で上演してきた『NINAGAWAマクベス』。1998年10月の公演を最後に幕を下ろしていたが、蜷川氏の“伝説的作品”が新しいキャストとともに“復活”する。

 劇作家で詩人のウィリアム・シェイクスピア、悲劇の代表作品である同作に挑むのは、マクベス役に市村正親、マクベス夫人役に田中裕子。二人の共演はニナガワシェイクスピア「ペリクリーズ」以来、12年ぶり。そのほかにも、バンクォーに橋本さとし、マルカムに柳楽優弥、ダンカン王に瑳川哲朗、マクダフに吉田鋼太郎が脇を固める。

 セリフと人物設定はそのままに、時代を日本の安土桃山時代に移し替え、血塗られた野望と運命の悲劇を鮮やかにうつし出す。市村は「驚き! そして歓喜! シェイクスピアが蜷川さんのために書き下ろしたのではないかと思われるぐらいの『マクベス』だから『NINAGAWAマクベス』と名がついたんだ」と興奮し「その作品に稀有な女優田中裕子さんと共演、それも夫婦役。この奇跡と言える出会いを与えてくれた芝居の神様に、そしてお客様に最高の『マクベス』をお見せしたいと思っております」と呼びかけている。

関連写真

  • NINAGWAマクベス
  • 17年ぶりの上演に喜びを語った蜷川幸雄
  • 『NINAGWAマクベス』でマクベス役を務める市村正親
  • 『NINAGAWA・マクベス』1980年日生劇場公演より 写真提供/東宝演劇部

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