20日に都内の自宅で亡くなったグループサウンズバンド、ザ・ワイルドワンズのリーダーで音楽プロデューサーの加瀬邦彦さん(享年74)の訃報を受け、メンバーの鳥塚しげき(68)、植田芳暁(67)、島英二(67)の3氏が23日、都内で会見を行った。3日経ち、心の整理がついてきたという植田は「ワイルドワンズは加瀬さんのおかげで49年間同じメンバーでやってこれた。音楽をライフスタイルとして取り入れて楽しむことを教えてくれたのは加瀬さん。素晴らしいリーダーだったからこそやってこれた」と感謝を込めた。
最後にメンバーがそろって演奏したのは、加瀬さんが下咽頭がんの療養に入る前、昨年3月の倉敷市芸文館ホールでのライブ。家族ぐるみでの親交があった島は、3人での活動を記録したビデオを加瀬さんに届けていた。先週にも自宅を訪れたといい「その時は明るくて『調子がいいんですか?』と聞いたらにこやかで。でも今思うと遠くを見つめるような感じがあった」と回顧。植田は「ぼくたちも49年間の付き合いがありますが、体調が安定しなかったのと、精神的不安で思いつめちゃったのかな。ご本人しか、心の内はわからない」と思いやった。
他のバンドのメンバーから「なんでそこまで仲がいいんだ?」と聞かれるほど公私ともに行動を共にしていたという4人。音楽活動以外にも釣りやゴルフ、テニス、スキーを楽しんだことを時折、笑いも交えながら振り返った。一方で「いい大人になっても2年にいっぺんくらい加瀬さんに怒られていた」という鳥塚。ステージ上で、悪ふざけする島と植田に、加瀬さんから激が飛んだといい、植田は「晩年15年くらいはそういうことを真剣に怒られて。グダグダになるとお客さんに伝わらないからって」と在りし日の姿に想いをはせた。
昨日は、3人で納棺に立ち会い、加瀬さんとの最期の時間を過ごした。島は「とてもおだやかで、落ち着いていた顔をしていた」と報告。植田は「加瀬さんがぼくらの中で一番やんちゃ坊主だったけど、一番アーティストだった。とてもショックでしたが、こういう完結の仕方が加瀬邦彦らしい」と静かに語った。
同バンドは来年50周年を迎える。島は「ワイルドワンズの魂はリーダーの教えしかない。楽しいことは楽しめ、真剣なことは真剣に」とかみしめ、植田は「ワイルドワンズのヒット曲をたくさん残してくれたので、私たちはそれを継続して、次のステップにいきたい」と悲しみを乗り越え、前を向いていく決意を述べた。
最後にメンバーがそろって演奏したのは、加瀬さんが下咽頭がんの療養に入る前、昨年3月の倉敷市芸文館ホールでのライブ。家族ぐるみでの親交があった島は、3人での活動を記録したビデオを加瀬さんに届けていた。先週にも自宅を訪れたといい「その時は明るくて『調子がいいんですか?』と聞いたらにこやかで。でも今思うと遠くを見つめるような感じがあった」と回顧。植田は「ぼくたちも49年間の付き合いがありますが、体調が安定しなかったのと、精神的不安で思いつめちゃったのかな。ご本人しか、心の内はわからない」と思いやった。
他のバンドのメンバーから「なんでそこまで仲がいいんだ?」と聞かれるほど公私ともに行動を共にしていたという4人。音楽活動以外にも釣りやゴルフ、テニス、スキーを楽しんだことを時折、笑いも交えながら振り返った。一方で「いい大人になっても2年にいっぺんくらい加瀬さんに怒られていた」という鳥塚。ステージ上で、悪ふざけする島と植田に、加瀬さんから激が飛んだといい、植田は「晩年15年くらいはそういうことを真剣に怒られて。グダグダになるとお客さんに伝わらないからって」と在りし日の姿に想いをはせた。
昨日は、3人で納棺に立ち会い、加瀬さんとの最期の時間を過ごした。島は「とてもおだやかで、落ち着いていた顔をしていた」と報告。植田は「加瀬さんがぼくらの中で一番やんちゃ坊主だったけど、一番アーティストだった。とてもショックでしたが、こういう完結の仕方が加瀬邦彦らしい」と静かに語った。
同バンドは来年50周年を迎える。島は「ワイルドワンズの魂はリーダーの教えしかない。楽しいことは楽しめ、真剣なことは真剣に」とかみしめ、植田は「ワイルドワンズのヒット曲をたくさん残してくれたので、私たちはそれを継続して、次のステップにいきたい」と悲しみを乗り越え、前を向いていく決意を述べた。
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2015/04/23