警察庁交通局の統計によると、昨年発生した交通事故は57万3842件。そのうち自転車関連事故は10万9269件で、全体の約2割にのぼっている。自転車は運転免許が不要なため、交通法規遵守の考えが希薄で、自転車側の過失が大きい事故が後を絶たないのが現状。中には、1億円近い損害賠償金の支払いを命じられたケースもあるが、こうしたときに“自転車保険”があると、どのように役立つのか? わかりやすく紹介しよう。 自転車乗車中に事故を起こしても「被害は軽い」と考えている人はわりと多いだろう。ところが、相手が重い後遺障害を負ったり、死亡するといった悲惨な事故は決して珍しくない。そうなった場合、自動車事故などと同様に、自転車の運転者(子どもが運転していた場合はその親など)に高額な損害賠償責任が発生するのだ。
2015/04/23