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“鼠小僧”勘三郎が浅草にお目見え 『平成中村座発祥の地記念碑』も設立

 2012年末に逝去した歌舞伎俳優・十八代中村勘三郎さんを偲び、10日、勘三郎さんが2000年に浅草・墨田公園内に設立した「平成中村座」跡地に『平成中村座発祥の地記念碑』が設立。同時に、浅草公会堂向かいの屋根には勘三郎さんを模した『鼠小僧』の像もお目見えした。2つの新名所は、1195人から1130万円の寄付を受け誕生。除幕式には勘三郎さんの『鼠小僧』を手がけた劇作家の野田秀樹氏もサプライズで駆けつけ、大勢の見物客が「中村屋!」の掛け声で祝った。

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 もともとあった『鼠小僧』の像を今回、勘三郎さんを愛した浅草の人々の熱意を受け新しくリニューアル。新人歌舞伎役者の登竜門である浅草公会堂を見守る向きに設置された。勘九郎は「本当に似ていてびっくり。そっくりに作ってくれてうれしい」と喜び、七之助も「この像があることで若手にとってもいい刺激になる」と背筋を正した。

 また、記念碑は勘三郎さんの等身大の大きさとなっており、下には仮名手本忠臣蔵の連判状を意識した募金参加者の名簿が勘九郎と七之助によって収められた。2000年11月に産声を上げた『平成中村座』は、その後海外公演も経て、2012年5月に初のロングラン公演を敢行。これが奇しくも勘三郎さんにとって最期の舞台となった。あいさつ時、涙声でしゃべれなくなる一幕もみられた勘九郎は「あの場所は思い出が強くて…石碑が立ったことで『中村座』の小屋が今もある気がする」と感慨にふけった。

 亡くなってもなお、多くの人々に愛され続ける父に七之助は「父を忘れないでいてくれて、ずっと父のことを想ってくれて誇りに思います」と胸を張り「父は常に危機感を持って芝居をしていた人、ぼくたちもいつまでも歌舞伎があるものと思わずにやっていかなければ」と気持ちを新たにしていた。



関連写真

  • 『鼠小僧』の除幕式に登場した左から)中村七之助、野田秀樹、中村勘九郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 勘三郎さんを模した『鼠小僧』の像 (C)ORICON NewS inc.
  • 『平成中村座発祥の地記念碑』の除幕式に登場した(左から)中村七之助、中村勘九郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 『平成中村座発祥の地記念碑』の除幕式に登場した(左から)中村七之助、中村勘九郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 『平成中村座発祥の地記念碑』除幕式の模様 (C)ORICON NewS inc.
  • お披露目された『鼠小僧』の像 (C)ORICON NewS inc.
  • 「いい刺激になる」と背筋を正した中村七之助 (C)ORICON NewS inc.
  • 「そっくりに作ってくれてうれしい」と喜びを語った中村勘九郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 『鼠小僧』の除幕式に登場した左から)中村七之助、野田秀樹、中村勘九郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 『鼠小僧』を手がけた劇作家の野田秀樹 (C)ORICON NewS inc.

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