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教習車もデザインが要、時代と共にニーズに変化

 春は新生活のスタートに合わせて、自動車教習所が賑わうシーズン。特に長期休暇を利用して、高校生や大学生といった若者たちの姿が目立っていることだろう。しかし、ひと昔前と比べると免許の取得人口は確実に減っている。そもそも、運転免許の取得が大人のステータスになりはじめたのは、家庭での自動車保有台数が伸び始めた1970年代頃。就職においても免許の必要性が顕在化しはじめ、教習所には多くの若者が押し寄せた。しかし、その後のバブル崩壊や少子高齢化などの影響で、免許の取得人口はだんだんと減少傾向に。加えて、電車やバスなどの公共交通機関の充実によって、最近は“若者のクルマ離れ”に拍車がかかっている。そんな、現状から脱すべく、全国の各教習所では、さまざまな取り組みやサービスを実施し、生徒集めに奮闘している。

 東京都の武蔵境自動車教習所では、ロビーの一角を癒しのスペースとして活用し、マッサージやネイルアートを格安で受けられるサービスを実施。“免許がとれる、野菜もとれる”がキャッチコピーの長崎県・本原自動車学校では、コースの一部を野菜畑として活用し、収穫した野菜を生徒たちにプレゼントするなど、驚きの付加価値を提供する現在の教習所。ユニークなサービスはもちろんだが、教習所の要となる“教習車選び”についても、気を配る学校は少なくない。

 「昔(1980〜1990年代)と現在では、選定基準はかなり変わってきたと思います」と話すのは、千葉県・船橋中央自動車学校の小杉信ニ次長。昔は“教官が指導する際に伝えやすい”、“生徒が運転しやすい”ことを優先していたというが、「これからの時代は、教習所もサービス業として生徒の期待に応えるべき」(同)と考え、より“見た目”や“走り心地”を尊重するようになってきているという。そんな中、同校では昨夏、国内の教習車シェアNo.1を誇るマツダ車(2014年 マツダ調べ)に、他メーカーから40年ぶりに買い替えを行った。すると、生徒の大半を占める若者から「かっこいい」、「スポーティな教習車で嬉しい」と、好評を得たという。

 マツダの教習車は、2004年より当時“次世代車”として登場したばかりの「アクセラ」に一本化し、同車種をベースに教習車を製造。近年のマツダといえば、デザイン性の高さに定評があり、10年秋にはデザインテーマを世界最速の動物・チーターを象徴とする「魂動(こどう)」に統一。以降発表した車はどれも世界的に高評価を得ており、13年にフルモデルチェンジしたアクセラ(一般車)は、『2014 ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー』と『2014 ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー』のトップ3に選出されたほど。

 販売市場が縮小し、教習車から撤退するメーカーも見られる中、「初めて乗る車だからこそ、走る歓びを伝えたい」と、同社は今なお教習車の製造&販売に注力。14年は、モデルチェンジした新型のアクセラ教習車を投入したこともあって、シェア49%となる1400台以上を販売している。

 最近では、ドイツ車のBMVやメルセデス・ベンツなど、外車に乗れる教習所も多く、その個性はますます豊かなものになっている。クルマ離れに歯止めはかかるのか? 教習学校や教習車の取り組みから、今後も目が離せない。

【特集】一般車と何が違うの? マツダ教習車ナビ

マツダ 公式サイト



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