AKB48の“ヤングメンバー”が25日、さいたまスーパーアリーナで“若手限定”の全国ツアー『未来は今から作られる』の初日公演を行った。AKBメンバー126人のうち、上は川栄李奈ら20歳の4人から、下は一昨年のドラフトで加入した後藤萌咲、下口ひななら13歳3人まで、平均年齢17.048歳の62人が登場。全34曲を熱演し、2万人を熱狂させた。

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　冒頭、小嶋真子（17）が「皆さ〜ん、ヤングですよ〜！　“オールド”の皆さんがいないのはどうですか？」と“こじまこ”スマイルで無邪気に呼びかけると、割れんばかりの大歓声。松井珠理奈（18、SKE48兼）は「“オールド”じゃなくて“レジェンド”って言うらしいよ。たかみな（高橋みなみ）さんが言ってたって」と年上メンバーの言葉を代弁した。

　総監督・高橋みなみ（23）不在の大会場のコンサートは初とあり、宮脇咲良（17、HKT48兼）は「誰が円陣（の掛け声）をするんだろうって不思議に思ってたら、ジュリちゃん（高橋朱里）がやっててかっこよかった」と称賛。12期生の高橋は「みんなが“ジキジキソー”（次期次期総監督）って言ってくるんですよ。総監督がいないコンサートは前代未聞なので、みんなで助け合っていきましょう」とメンバーに協力を求めた。

　「蕾たち」から始まった公演は、「ポニーテールとシュシュ」「1994年の雷鳴」「あなたとクリスマスイブ」「バレンタイン・キッス」「ホワイトデーには…」など、春夏秋冬順のセットリストが組まれ、髪を振り乱してハツラツとパフォーマンス。中盤ではAKB最年長の小嶋陽菜（26）が自身の写真集を片手にステージに紛れ込み、終盤では堂々と「桜の木になろう」をセンターで歌うサプライズがありながらも、ヤングメンバーは“レジェンド”よりも張りのある高い声でファンを盛り上げた。

　アンコールの「少女たちよ」の曲中では、高橋が「こうやってコンサートができるのはファンの皆さんのおかげてす」と呼びかけると、恒例の「AKB〜」の掛け声を絶叫。メンバーと客席が一体となって「48」コールを返し、みごと大会場のコンサートを仕切ってみせた。