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流行感度の高い女子中高生が集まる新スポット

 12年4月、東京・原宿にオープンしたフードコートとステージを備える施設「JOL原宿」。流行感度の高い女子中高生の集まる場所として注目されている。施設内にはステージも設置され、新人男性グループなどがこの場所を拠点にファン層を拡大しているという。

 原宿に、新たな“ティーンの聖地”として、注目されている多目的スペースがある。女の子たちの休日や放課後のたまり場として高い人気を誇る
のは、マイナビが運営する「JOL(ジョル)原宿」。「ソラド竹下通り」という商業施設の2階に展開するこの“新スタイルのエンタメフードコート”では、女子中高生たちが飲食物を片手におしゃべりに花を咲かせたり、会員限定スペースでメイク直しや最新コスメのお試し等ができるほか、中央にあるステージではライブや各種PRイベントの観覧もできるといった具合だ。

 月間でおよそ5万人、夏休みともなると12万人という来場者数を誇る。無料登録しているティーンの数は約6万人に上っている。

 規模がこれほどまでに育ったのには、ステージから発信されるエンタメ要素も大きかったという。「もともとは、会員の女の子たちの就業体験の場としての意味合いが強いスペースでしたが、これだけ集客が見込めるならと音楽・芸能事務所が注目してくださり、13年夏頃からライブの場として使用したいという声が多くなりました」と語るのはマイナビの担当者。

■気軽に立ち寄れるオープンスペースで、ファン拡大に効果

 特に女の子たちから人気なのは男性グループだ。ティーン女子が中心という観客層がセグメント化されている点と、新人の登竜門として適度な300人というキャパシティがうまく機能。日韓合同の男性5人組グループ・BEE SHUFFLEが同所を中心に活動しているのをはじめ、ほぼ毎日開催されているライブやイベントにおいて、男性グループの占める割合は大きいという。

「ライブハウスなどのクローズドな会場と違い、ふらりと訪れてパフォーマンスを観られるというJOL原宿ならではの特色が、彼女たちに受けているのでは」と担当者は分析する。またクラスの“イケてる女子”が原宿から情報を学校へ持ち帰り、クラスメートたちに拡散するという、女の子たちの“情報の伝播力”もアーティスト宣伝に大きな効力を発揮している。

 もちろん男性グループ側の利点も大きい。アーティストにとって、CDやグッズの販売実績は当然ながら、メディア露出よりも重要だ。それは新人グループにとっても同様で、テレビ露出はゴールではない。ここでは、ファンと直接触れ合うことができ、物販に多大な影響を及ぼす“拠点”ともなっている。

 またJOL原宿は、年々競争がし烈になっている女性アイドル市場にとっても貴重な風穴。読モ出身のガールズバンド・Silent Sirenやアイドルグループ・Juice=Juiceなど、“女性層も積極的に取り込みたい”女性アーティストの拠点としても機能している。

 JOL原宿ではほぼ定期的(週1回程度)に「イケメン横丁」という人気のライブイベントも開催されていて、男性グループの人気の高さを実感することができる。「『イケメン横丁』は外部企画ですが、ゆくゆくはJOL原宿主催のイベントも積極的に開催していきたいです」と担当者。

 原宿という土地の持つ磁力が“集客”と“拡散”という2方向のベクトルに作用するJOL原宿。実にユニークな存在だ。“夜JOL”と称し、女の子たちが帰宅した後の時間帯(20時半〜23時)を活かした、オトナ対象のコアなアイドルライブなども今後は積極的に行っていくという。

(ORIGINAL CONFIDENCE 15年3月2日号掲載)



関連写真

  • 「JOL原宿」/東京・原宿の商業施設「ソラド竹下通り」の2階にある新スタイルの“エンタメフードコート”。ライブやPRイベントなども実施されている
  • 「JOL原宿」を中心に活動する日韓合同の男性5人組グループ・BEE SHUFFLEのイベントの模様。他に、KaleidoKnightなどの男性グループや、SilentSiren、Juice=Juiceなどの女性グループも頻繁にライブを行う

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