映画監督の岩井俊二氏(52)が20日、都内で行われた長編アニメーション映画『花とアリス殺人事件』初日舞台あいさつに出席。同作で長編アニメに初挑戦した岩井監督は「無謀にも挑んでしまったけれど、すごい大変だった。振り返っても、この間までパニック映画のような現場が続いていた」と苦笑し「何とか上映までこぎつけられて、今は脱力状態です」と安堵の表情を見せた。 過酷な現場を経てもアニメに惹かれた思いは変わらないようで「楽しいというか、魅力的。自分の性に合っていると思うのが率直な感想」と笑顔。2004年公開の実写映画『花とアリス』の前日譚となる同作の思い出を振り返り「きょうは、娘を見届ける父親のような複雑な心境です」と話していた。
2015/02/20