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トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜が血まみれJKに 園子温監督『リアル鬼ごっこ』全員女子キャストで映画化

 タレントのトリンドル玲奈篠田麻里子真野恵里菜がJK(女子高生)役のトリプルヒロインで出演。園子温監督によるオリジナル脚本で、作家・山田悠介氏のベストセラー小説『リアル鬼ごっこ』が実写映画化されることが8日、わかった。出演者は全員女性となり、ヒロイン3人は血まみれのハイパーアクションを繰り広げる。今回の起用に3人は「率直に私でいいのかな?と思いました」(トリンドル)「思わず『私ですか?』と聞いてしまったぐらい驚きました」(篠田)「自分が出演することにちょっと怖さもあり……でもどうやって撮影するのか楽しみです」(真野)と声をそろえる。

今回の『リアル鬼ごっこ』は“全国の佐藤さん”ではなく“全国のJK(女子高生)”がターゲット

今回の『リアル鬼ごっこ』は“全国の佐藤さん”ではなく“全国のJK(女子高生)”がターゲット

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 同作の原作小説は発行部数200万部を突破。これまでに、2008年に実写映画化され、2010年に『リアル鬼ごっこ2』、2012年に『リアル鬼ごっこ3』『リアル鬼ごっこ4』『リアル鬼ごっこ5』が3部作として連続公開。さらに2013年には連続ドラマ『リアル鬼ごっこTHE ORIGIN』が放送されている。

 そして今回、園監督がオリジナル脚本で手がける『リアル鬼ごっこ』では、これまでの作品とは異なり、“全国の佐藤さん”ではなく“全国のJK”がターゲットという壮大な物語に。姿の見えない瞬殺ストーム、豚の顔をした花婿、マシンガンをぶっ放す女教師の大群など、バラエティ豊かでぶっ飛んだ鬼たちが続々登場し、女子高生を殺しまくる。

 園監督は今作について、「『リアル鬼ごっこ』というタイトルにインスパイアされ、前からやりたかったこと、企画が途中で中断し結実しなかった作品のプロットを2〜3つ導入し、脚本を書きました。今、連続して『ラブ&ピース』『ひそひそ星』とオリジナルを作っていて、この作品もオリジナルストーリーとして3本目になります。しかし、前2本とも僕のファンが期待しているようなグロテスクな作品ではないので、そういう意味では、この作品はみんなが僕に求めているもの、期待している園子温作品を久々に出せると思います」とファンの心をくすぐる。

 強烈なインパクトのドギつい描写でおなじみの園作品になりそうな同作で、劇中で鬼に狙われる女子高生を演じるのが3人の主演女優。修学旅行中の観光バスのなかで“瞬殺ストーム”に襲われるミツコ役に、モデル、女優として活躍中のトリンドル。なぜか“豚の顔をした花婿”と結婚式を挙げさせられるケイコ役に、元AKB48メンバーであり、現在はモデル、タレント、女優として活躍の場を広げる篠田。マラソンのレース中に“マシンガンをぶっ放す女教師”に追われるいずみ役に、ハロー!プロジェクト卒業後、女優キャリアを積み重ねる真野恵里菜。ヒロインのJK3人が、血まみれのハイパーアクションを繰り広げる。

 そんな3人に対して園監督は「トリプルヒロインの3人とも、みなさんが思っている、例えば『トリンドルさんだったらこうでしょ』という像は破壊され、新鮮な新しい彼女たちが見えるかと思います。彼女たちにとっても今後、役どころが増えていくような幅の広がりが日々見えています。できあがった人とできあがっている芝居を再確認するよりも、みんなが知らない人を発掘して驚かせたり、今までよく知っている人なんだけどまったく違うイメージで驚かせるという方が楽しくて、彼女たち3人は今そんな感じです」と撮影について明かす。

 園監督は、2008年に『愛のむきだし』でベルリン国際映画祭フォーラム部門カリガリ賞、国際批評家連盟賞の受賞をはじめ、多くの監督作品で国際映画祭の映画賞を受賞。近年では『地獄でなぜ悪い』『ラブ&ピース』などのオリジナル作品から、『TOKYO TRIBE』『新宿スワン』など漫画原作まで、ジャンルも内容も多岐に渡る作品を手がけている。

 同作は、現在撮影中で2月10日にクランクアップ予定。公開は7月11日。

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