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U2が邦画史上初の楽曲提供 『ソロモンの偽証』主題歌に決定

 人気作家・宮部みゆき氏のベストセラーを実写映画化したミステリー2部作『ソロモンの偽証』の主題歌が、ロックバンド・U2の代表曲「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」に決定したことが4日、わかった。U2が主題歌として楽曲を提供するのは、同作が邦画史上初めて。

映画『ソロモンの偽証』を担当するU2

映画『ソロモンの偽証』を担当するU2

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 同作は、ある中学校で起きた不可解な生徒死亡事件と、その真相を暴こうとする女子生徒が開く学校内裁判の行方を描く。

 メガホンをとった成島出監督とプロデューサーの池田史嗣氏が「嘘と矛盾に満ちた世界を生きる全ての人間の苦悩を歌う永遠の名曲。“自分をさらけ出そう”と歌うボノの魂の叫びは“偽証”の謎に立ち向かう主人公達を祝福し、映画の持つ本質と完璧に共鳴し、ラストの感動を何倍にも増幅してくれる」と同曲に惹かれ、使用を熱望。

 U2はこれまで日本映画の楽曲使用を許諾したことがなく、交渉は困難を極めたというが、池田氏は英語で語りかけるビデオメッセージを送付。メンバーが、映画の内容やメッセージに共感し使用を承諾し、新曲のタイアップではなく、過去の代表曲を主題歌として提供するという異例のコラボレーションが実現した。

 同作の役名で女優デビューをする藤野涼子は「初出演の映画の主題歌が世界的な有名バンドということで、曲も本当に素敵で、これもまた夢のようです」と歓喜。大人になった藤野涼子を演じる尾野真千子は、U2の歌をよく聞いていたといい「『ソロモンの偽証』とU2がどんな感動を与えてくれるのかとても楽しみです」と期待を寄せている。

 映画『ソロモンの偽証 前篇・事件』は3月7日公開、『ソロモンの偽証 後篇・裁判』は4月11日公開。なお、同曲を収録した『ザ・ベスト・オブU2 18シングルズ』は、ユニバーサルミュージックより発売中。

関連写真

  • 映画『ソロモンの偽証』を担当するU2
  • 「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」が収録されているアルバム『ザ・ベスト・オブU2 18シングルズ』
  • 映画『ソロモンの偽証』(C)2015 「ソロモンの偽証」製作委員会

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