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小日向文世、善人から悪党まで「両極端の役、面白い」

 善人を絵に描いたような顔が、別の作品では凍りつくほどおっかない悪党に見える。小日向文世(61)、日本のエンタメ界を支える名優の一人だ。「仕事が来れば善人でも悪人でもどちらもやりますって、役者なんだから(笑)」と何でもないことのように笑う。「俳優もたくさんいますからね。その中で、両極端のいろいろな役がくるのはありがたいことです。同じ役をシリーズで演じ続ける以外は、基本的にどれも違うので、やってて面白いですよね」と充実した表情を浮かべた。

 そんな小日向が、一つの作品で極端な二面性を持つ男を演じるオリジナルドラマ『プリズン・オフィサー』(全4話)が動画配信サービス『dビデオ powered by BeeTV』(以下、「dビデオ」)で2月1日より独占配信される。

 同ドラマは、“極道の神様”の魂が真面目で気弱な刑務官・平凡太(小日向)に乗り移り、傍若無人な死刑囚に正義の鉄槌をくだしていく物語。囚人にからかわれていた刑務官が、突然すごみを利かし、腕っぷしも強くなる豹変ぶりが見どころの一つ。

 「こんなにアクションシーンが多い作品は初めて。演出家がハードな殺陣をつけてくるんですよ(笑)。僕が、というより受ける方がうまくて、ボンボン投げ飛ばされてくれました。第3話で単身、ヤクザの事務所に乗り込んでいった立ち回りは1発OKだったんです。そこだけは自分に拍手したいと思いました」。

 いまや毎クールどこかで必ず顔を見る売れっ子俳優だが、もともとは劇団に所属していた。1977年、串田和美が主宰する「オンシアター自由劇場」に入団。96年に解散するまで19年間在籍し、42歳でフリーになって映像分野に進出した。役者人生のターニングポイントとなったのは14年前のドラマ『HERO』(2001年1月期、フジテレビ)だ。女性検事にうつつぬかしているさえない事務官の末次を好演。昨年7月期に放送された続編シリーズも高視聴率を獲得し、存在感を示した。

 「劇団が解散した時、それなりに達成感があったし、一人前の役者になれたかなぁ、と思うこともできた。でも、フリーになった直後は仕事がこなくて(笑)。それでも、なんとかなるだろう、と悲観的にはならなかったですね。得た役をやる。そうやって少しずつ認知されて今に至るんですけど、役者になりたいなんて言ったら笑われるかな、と恥ずかしがっていた自分が、役者として食べていけているのは、夢がかなったということなんでしょうね」。

 インタビュー中の小日向は、終始、恵比寿顔。「神様は乗り越えられない試練は与えない、ってよく言うじゃない? 全部自分のためになると思えれば前向きになれる。ネガティブなことより、楽しいことをいつも考えて、できるだけ笑っていようと思っているんですよね」。その笑顔がさまざまな役を引き寄せる。

■dビデオ「プリズン・オフィサー」
http://pc.video.dmkt-sp.jp/ft/s0004342



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  • ドラマ・映画に欠かせない存在の小日向文世(C)ORICON NewS inc.
  • プライベートではメガネを愛用 (C)ORICON NewS inc.
  • 小日向文世主演のオリジナルドラマ『プリズン・オフィサー』(全4話)が動画配信サービス『dビデオ powered by BeeTV』2月1日より独占配信
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