俳優の小林薫が31日、都内で行われた映画『深夜食堂』の初日舞台あいさつに出席。同作にちなんで“食”の思い出を聞かれた小林は、「普段は作らないんですけど、五色納豆にハマっていた時期があった」と振り返った。

　北海道の牧場を訪れた際、納豆嫌いの知人に手作りの五色納豆を振る舞ったという小林は「そうしたら（知人の）奥さんが『あんなに納豆嫌いなのに小林さんの納豆なら食べられるのね？』とへそを曲げてしまった」と笑いながら回顧。「しばらくしたらその夫婦は離婚しちゃいました」と顛末を明かし、まさかの展開に観客から驚きの声があがった。

　続けて「その方は後に幸せな再婚をされた」と付け加えて観客を安心させたが、「あまりいいことをしなかったのかな…」とポツリとつぶやいて笑いを誘っていた。

　深夜12時から開店する「めしや」を舞台に、人々の心温まる交流を描いた同作。舞台あいさつにはそのほか、高岡早紀、柄本時生、多部未華子、筒井道隆、菊池亜希子、オダギリジョー、松岡錠司監督が出席した。