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エプソンの近未来アニメーション、再生約60万回 企業動画で異例のヒット

 プリンターやプロジェクターなどで世界トップレベルのメーカーとして知られるエプソンが制作した異色のアニメーションが注目を集めている。シリーズ4作のうち3作までが配信され、YouTube再生回数が計約60万回に。同社のコアテクノロジーとその技術がもたらす近未来を描くアニメーション・シリーズだが、身近な日常生活のなかで未来の技術をわかりやすく描く内容とともに、実在の社員をモデルにしたキャラクターの声を人気声優陣が演じることで、幅広い層へのアプローチに成功している。

 同アニメーションは、エプソンの長期ビジョンで掲げる「生活の質向上―センシング技術」「プリンティング―マイクロピエゾ技術」「ビジュアルコミュニケーション―マイクロディスプレイ技術」「ものづくり革新―ロボティクス技術」の4つの領域における独創のコア技術と、実際の社員をモデルにした登場人物たちがその技術開発へ挑む姿を、ユニークなやりとりを通して描くシリーズ作品。『ジョジョの奇妙な冒険』『ONE PIECE』『黒子のバスケ』などに出演する豪華人気声優陣(大川透、岡村明美、加隈亜衣、國分和人、坂巻学、西村知道、浜田賢二)が、実在の社員をモデルにしたキャラクターに扮し、その技術によって訪れる未来の生活、技術者たちの熱い思い、さらに企業メッセージを伝えていく。

 これまでに公開されているのは、高精度脈拍センサーなどに搭載されるセンシング技術を描くシリーズ第1弾『センシング三本の矢!』篇と、ヘッドマウントディスプレイの映像投影などプロジェクション技術を描く第2弾『あたかもそこにある!』篇。それぞれYouTubeの再生回数は、第1弾が34万回(昨年11月から配信中)、12月中旬から公開された第2弾も18万回を超えている。そして、プリンターやプロジェクターのプリンティング技術を描く第3弾『どんなものにでも印刷!』篇が、16日より配信スタートした(約7万回)。

 企業動画としては異例の注目度となっている今回のアニメーション。同社広報では、そのねらいを「これまで弊社の企業情報や技術情報をお伝えする接点が不足していたと思われる層に対して、動画サイトやSNSを通じてお伝えしたいと考えていました。実写ではなくアニメーションにしたのは、弊社の技術の先にある未来像を描くのに適切だと考えたからです」とコメントしている。

 内容に関しては、どうしても説明的な資料が多くなってしまいがちな技術の説明に際して、その技術開発に携わる社員が身近に感じられるようなキャラクターを介して語らせることで、わかりやすく伝えていく工夫がされている。「未来像については、社内のいろいろなメンバーと相談して描きました。現実的な事を語る技術者もいれば、突飛な夢を語る技術者もおり、どの位のさじ加減にするかは悩みどころでしたが、ひとつの方向性として見ていただければと思います」(同社広報)。

 今回のアニメーションの配信開始から、社内外から予想以上に大きな反響があるという。同社では、シリーズ4作を通して「カラリオの印象が強く、“家庭用プリンターのエプソン”というブランドイメージをお持ちの方が多いと思いますが、それだけではない、というところをぜひ見ていただきたいです」と力を込める。そして、「アニメーションほどではないですが、熱くピュアな社員が多い」こともメッセージのひとつと付け加える。

エプソンのコアテクノロジー・アニメーション特設ページ

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