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朝ドラ『マッサン』で話題の曲が台湾にも波及

 息の長いヒットを続ける歌手・クミコの「広い河の岸辺〜The Water Is Wide〜」が台湾メディアに注目され、台湾出身の女性歌手・寒雲(かんうん)が中国語詞をつけたことが26日、わかった。YouTubeでは中国語訳詞付きのミュージックビデオが配信されている。

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 NHK連続テレビ小説『花子とアン』や『マッサン』で、ヒロインがたびたび口ずさむ場面が使用されて話題となった原曲は、340年前のスコットランド民謡「The Water Is Wide」。クミコが歌う日本語版は、家族と離れ、職を失い、生きる意味を失いかけていたときに原曲に励まされた経験を持つケーナ奏者・八木倫明(やぎりん)が、その不思議な力を広めるために日本語に翻訳した。

 同曲が仕事に行き詰まったサラリーマンや闘病生活を送る人の支えとなっていることがNHK『おはよう日本』や『特報首都圏』などで取り上げられ、台湾のメディア関係者も注目。日台で情報サイトを運営するメディアプロデューサーの木山善豪(陳善豪)氏は、「中高年の希望の歌」として人々に勇気を与えていることを台湾でも発信するため、八木氏とクミコにインタビューを打診した。

 取材後、日本同様にさまざまな問題を抱えている台湾でも同曲を広めたいと感じた木山氏は、日台で活動する知人の歌手・寒雲に相談。日本語バージョンを何度も聴きこんで歌詞に共感した寒雲は「台湾でも広めたいと素直に思った」といい、中国語訳詞を担当することに。いずれは中国版の同曲を歌えればと意欲をみせている。

 台湾メディアから取材されたクミコは「東日本大震災の時、たくさんの義援金をいただき、ご恩のある台湾の方が、この『広い河の岸辺』に関心を持ち、中国語訳詞をつけて台湾でも伝えたいと言ってくださったことは、本当にうれしいことでした。こんな喜びはありません」と、自身も宮城・石巻で被災した経験があるだけに感謝しきり。

 「広い海を隔てた日本と台湾。そこをつなぐ希望の舟に、この歌がなれればいいなあと思っています」と言い、340年以上歌い継がれているスコットランド民謡が、時を経て、日本と台湾の架け橋になることを願った。



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  • ケーナ奏者・八木倫明が日本語詞をつけ、クミコが歌う「広い河の岸辺〜The Water Is Wide〜」が台湾にも波及
  • 台湾メディアの取材を受けるクミコ
  • ロングセラーとなっている「広い河の岸辺〜The Water Is Wide〜」
  • 「広い河の岸辺〜The Water Is Wide〜」がロングセラーとなっているクミコ
  • 「広い河の岸辺〜The Water Is Wide〜」の日本語詞を担当したケーナ奏者・八木倫明(やぎりん)
  • ASIAエンタテイメント/メディアプロデューサー木山善豪氏

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