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【年間書籍市場】コミック売上額が過去最高2815.1億円 前年比104%で2年連続増

 オリコンは23日、2014年度の書籍の売り上げをまとめた『年間マーケットレポート』(対象期間:2013年12月30日〜2014年12月28日)を発表。市場全体の総売上は1兆281.3億円(前年比99.0%)、総売上部数は11億7775.7万部(前年比97.3%)となり、総売上額および総売上部数ともに前年割れとなった。

メディアミックスの効果も重なり、大ヒットの快進撃を続ける『進撃の巨人』(講談社)

メディアミックスの効果も重なり、大ヒットの快進撃を続ける『進撃の巨人』(講談社)

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 主要3区分(BOOK、文庫、コミック)の各売上状況を見ると、BOOK部門の売上額は6243.1億円(前年比97.5%)、売上部数は4億9761.7万部(前年比95.1%)。同部門で売上部数が5億部を下回るのは調査開始以来初となり、単行本、新書、ムックと書籍形態的な片寄りはなく全体的に減少した。

 文庫部門も傾向的には同様で売上額は1223.1億円(前年比96.0%)、売上部数は1億7965.8万部(前年比92.9%)。形態としての減少比率は売上額、売上部数ともに、大型本、新書に次ぐ厳しい状況となった。

 コミック部門は、唯一前年の売上規模を上回り、売上額は2815.1億円(前年比104.0%)、売上部数は5億48.2万部(前年比101.3%)で、特に売上額は調査開始以来最高額を記録。前年の大きなブームを巻き起こした『進撃の巨人』の売上規模に匹敵する作品こそ登場しなかったものの、アニメ化やドラマ化をきっかけに既刊全巻で売上を向上させる作品が多かったことも売上拡大の要因になったと考えられる。

 中でも、アニメ化、ドラマ化、映画化といったメディアミックスをきっかけにシリーズ全巻で売上を伸ばす『ONE PIECE』や『進撃の巨人』のほか、当年ではこれら2強に加えて『ハイキュー!!』、『東京喰種トーキョーグール』、『七つの大罪』などの人気シリーズもアニメ化と同時にさらに売上を伸長した。

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