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渡部篤郎、撮影スタッフを気遣う“せっかち”の美学

 WOWOWの日曜オリジナルドラマ『連続ドラマW 翳りゆく夏』に主演する俳優の渡部篤郎(46)。大手新聞社調査資料室に勤務する元社会部の敏腕記者・梶秀和を演じる。

 1995年に起きた誘拐事件の犯人の娘が、大手新聞社に内定したことから物語が始まるサスペンス。原作は『第49回江戸川乱歩賞』を受賞した赤井三尋氏の同名小説(講談社文庫)。テレビ局の報道記者ならではの緻密な事件描写と、過去と現在が複雑に交錯するストーリー構成が高い評価を得た作品を、『SP』シリーズを手がけた波多野貴文監督が大胆にじっくりと描いていく。

 梶は20年前、横須賀支局に在籍し、誘拐事件の取材を担当。2年前までは社会部の記者だったが、ある事件が原因で現在の部署に“左遷”された。「今回は、現在と過去のギャップをどう表現するか、人がどう変わったか見せるのが大事だと思いました」と語る。

 撮影前は「いつも自分が一番出遅れている、と思って現場に入ります。そう思うことで頑張れますしね」。さらに心がけているのは平常心だ。「意気込んで空回りするのは嫌ですから。ナチュラルな気持ちで現場に行って、現場でさまざまなことを感じ取ってその場で応えていく。スキルってそういうものだと思うんです。求められた時に力を発揮できるもの。今の自分のスキルを出して、作品を成功させることしか考えていない。僕はやり切るだけです」。

 今作には「ずっと尊敬していた」という時任三郎(56)や「大好きな俳優」の橋爪功(73)ら“先輩”もいれば、門脇麦(22)、菅田将暉(21)、前田敦子(23)らだいぶ年下の出演者もいる。かつて先輩から指導を受けたように、若手にアドバイスする機会も増えてきたが、「つくづく芝居は難しい。若いころはわかった気になっていましたが、だんだんわからないし、どんどん難しくなっていく気がしますね」。

 インタビューの中で、渡部が「自分はせっかち」と吐露する場面があり、撮影現場から「早く帰りたい気分になる」理由について持論を語った。「僕がこれまで経験してきたことで思うのは、撮影が早く終われば、スタッフのモチベーションは高いまま維持される。作品の出来にも影響しますし、連ドラの現場は3ヶ月くらい続きますから、勢い良くやれたらと思っています」。

 せっかちな人は仕事の能力が高い傾向にあると聞いたことがある。渡部がせっかちなのもわかる気がした。

 『連続ドラマW 翳りゆく夏』はWOWOWプライムで毎週日曜、午後10時放送(全5話)。25日は午後9時より第1話(再放送)・第2話連続放送(第1話のみ無料放送)。

■ストーリー
 ある大病院で新生児誘拐事件が発生。犯人は両親ではなく、病院の院長に身代金を要求する。やがて、犯人は警察の追跡中に事故で死亡。新生児が見つかることはなかった。それから20年後、大手新聞社・東西新聞に内定した朝倉比呂子(門脇)が、かつての誘拐事件の犯人の娘だということを週刊誌がスクープ。人事部長の武藤誠一(時任)は、比呂子を守り、入社させるために奔走する。一方、ある事件をきっかけに現場から退いていた元社会部記者の梶秀和(渡部)は、社長の杉野俊一(橋爪)から新生児誘拐事件の再調査を言い渡される。



関連写真

  • WOWOWの日曜オリジナルドラマ『連続ドラマW 翳りゆく夏』に主演する俳優の渡部篤郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 「つくづく芝居は難しい」と語った渡部篤郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 1月25日に再放送される第1話は無料放送(C)WOWOW

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