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上川隆也「いろんな役を演じてこそ役者」 50歳の節目も揺るぎなく

 24日にテレビ朝日系で放送されるドラマスペシャル『最後の証人』(後9:00)で主演を務める上川隆也(49)。今年の誕生日(5月7日)で50歳になる。上川は「仕事に対する意欲は高まる一方で、年を重ねるごとに変に気負ったりすることがなくなってきたような気がします」と充実した表情を見せる。

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 1989年、演劇集団キャラメルボックスに入り、95年『大地の子』(NHK)の主演に抜てきされ、一躍脚光を浴びる。以降、映画、ドラマ、演劇と話題作に次々出演し、その誠実な演技により人気を不動のものにしてきた。

 2013年から2年間、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ)の「グルメチキンレース・ゴチになります!」でバラエティー番組の初レギュラーを経験し、新境地を開拓。ノリがよくて、気さくな一面を見せたが、画面のイメージそのものの実直さに揺らぎはなかった。

 インタビュー中の言葉の選び方も丁寧で的確で、こちらが恐縮するほどだったが、「どちらかと言うと、無頓着な性格で、無計画で走り出すタイプ」と自身について語る。「今年、50歳になりますけれど、いままでと変わらず、今の自分にできることを精一杯やる。そうすることでしか物事は前に進まない。その上で、いろいろな人や作品と出会う巡り合いを大切にしていきたい」と話す。

 「いろんな役を演じてこそ役者。いろんな顔を演じられるようになっていたいですし、こんな役もやらせてみようと思っていただけるような役者を目指し続けたいと思います」。

 ドラマ『最後の証人』では、どんな“顔”を見せてくれるのか。

 同作は、人気作家・柚月裕子氏がいわゆる“ヤメ検弁護士”佐方貞人を主人公に描いた人気シリーズが原作。無愛想で、一見、何を考えているのかまったくわからない。しかし、裁判が始まると周囲の誰もが彼の優秀さに舌を巻く。彼が検察を辞めたのは自らの信念、“罪をまっとうに裁かせる”ことを貫くため。彼が弁護を引き受けるのは、十分な捜査もされずに不当な裁きが下りそうな事件や、複雑な動機が隠されているような事件ばかりだ。そんな弁護士らしからぬ弁護士が、勝算ゼロ、敗戦必至の裁判に挑み、人間ドラマとミステリーが融合した法廷サスペンスが展開されていく。

 「佐方という人は、いったい何を考えているんだろう、という思いを冒頭で抱いていただけたら面白いかな」

 見どころの一つは、女優・松下由樹が演じる公判検事との法廷での息詰まる攻防戦。松下とは意外にも今回が初共演で、「特に今回は、検察側も弁護側も法廷を自由に動くことができるよう演出させていただいたので、演技の自由度も高かった。松下さんと試行錯誤しながら作り上げていく過程がとても楽しく、舞台的な感覚もあって芝居の醍醐味がありました」と手応えを語る。

 テレビ朝日では『遺留捜査』シリーズに主演する上川だが、「糸村刑事とは対極の色合いを持った作品としてご覧いただけると思います。今回は、久しぶりに押しの強いキャラクターをやらせていただきました。出演者も魅力的な方々ばかりなので、一見に値するドラマになっていると思います。ご期待ください」と言葉に力を込めた。

 佐方の“相棒”として奮闘する倉科カナ演じる新人弁護士・小坂千尋との掛け合いも新鮮な印象を与えそうだ。上川自身も「佐方と小坂の凸凹コンビぶりがまた観たい」とシリーズ化に期待を寄せていた。



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  • テレビ朝日系ドラマ『最後の証人』に主演する俳優の上川隆也。5月に50歳の誕生日迎える
  • 今作ではブレずに正義を貫く孤高の弁護士を演じる
  • 「いろんな役を演じてこそ役者」と意欲を充実
  • テレビ朝日系ドラマ『最後の証人』1月24日放送(左から)倉科カナ、上川隆也、松下由樹

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