■『第65回紅白歌合戦』リハーサル初日（29日、東京・渋谷　NHKホール）
　きのう28日、電撃発表された歌手・中森明菜（49）の12年ぶりの出場。エンターテインメント番組部部長・三溝敬志氏（51）は、「レギュラー番組（『SONGS』）への出演を含め、細く長く交渉していた」といい、今回、双方の折り合いがついたことに安堵の表情を見せた。また、大トリを松田聖子が務めることから、80年代の音楽シーンを牽引した2大スターのからみも期待されたが、「ベストテン世代なので、そういう期待もわかるが、今回は聖子さんも初の大トリですし、難しいと思う」と話した。

　NHK側は会場での生歌唱、さらには“みんなで歌える”往年のヒット曲の選曲を希望していたが、約5年半ぶりの新作アルバムのレコーディングのため米国に長逗留していることや本人の体調を考慮し、現地から生中継で歌唱することで合意。さらに本人が「いまの思いが一番込められた曲」を希望したため、新曲「Rojo-Tierra-」を披露することになったという。明菜本人も「やる気に満ちて、張り切っていると聞いています」（三溝氏）と、久々にファンに元気な姿を見せることを楽しみにしているようだ。

　今年のテーマは「歌おう。おおみそかは全員参加で！」。紅組司会は朝ドラ『花子とアン』のヒロイン・吉高由里子、白組司会は嵐が5年連続で務める。昨年は白組が2年連続で勝利し、対戦成績は紅組29勝、白組35勝。放送時間は31日午後7時15分〜11時45分（途中、5分間ニュースで中断）。

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